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新ウォークマンAシリーズ発表

iPod nanoの発表にあわせるように、9月8日ソニーから新ウォークマンが発表されました。
ITmedia D LifeStyle:ソニー、復活“ウォークマン”「Aシリーズ」発表 コメントを見る
ソニーマーケティングが、“元祖ウォークマン復活”を掲げた新製品「Aシリーズ」を発表。HDDタイプ2機種とフラッシュメモリタイプ3機種の計5機種。ユーザーの好みに合わせて進化するインテリジェントな機能を搭載。
ハードウェアとしては、ソニーらしいと見るか、凡庸と見るか。音質や、連続再生時間は流石と思わせるものの、それ以上でもそれ以下でもないような。俺はなんの魅力も感じなかった。
ソニー、インテリジェントシャッフル機能を備えたウォークマンAシリーズ コメントを見る
音声フォーマットはMP3とATRAC3/ATRAC3 Plusに発売時点で対応し、12月にはファームウェアアップグレードによりWMAへの対応も実施する予定だという。同社では、それ以外の機能追加に関してもファームウェア提供により継続的に実装させたい考え。なお、8日に開催された発表会でコネクトカンパニー コ・プレジデントの辻野晃一郎氏は、「将来的にはAACへの対応も考えたい」と述べている。
ソニー、なぜ「ウォークマン」に帰る? 携帯オーディオ基本戦略を発表 | BCNランキング コメントを見る
ソニー(中鉢良治社長)は9月8日、携帯オーディオ「新・ウォークマン」の記者発表で、携帯オーディオについて同社の基本戦略を明らかにした。「垂直統合型の閉じた考え方でなく、自社技術に加え、オープンな技術にも柔軟に対応していく」(ソニーコネクトカンパニー辻野晃一郎プレジデント)方針を示した。「
刮目すべきはここでしょう。以前より俺が主張していた事が一部実現するようです。いつになるか分かりませんが。

しかし、俺にはソニーが何を考えているか全く分かりません。何故、11月発売する製品を今発表する必要がある?現在店頭に並んでいるNW-E507以下の製品が売れにくくなると思うのだが。その間にiPod nanoは売れ続けるだろう。そして発売には新しいiPodが発表されるかもね。
何故、WMA対応が12月?発売日に間に合わせようとは思わないのか?何故"Connect Player"はAシリーズ限定?値段が高過ぎると思わない?とりあえず、モデルに製品持たせてポーズとらせるのが気に入らねえ。

ちなみに、"Connect Player"は、既にダウンロード可能です・・・・SonicStageの名前違いだけど。
ちなみに、ConnectはWindows+IE専用の作りで、Firefoxでははじかれます。もっとも、上記ダウンロードページを直接開けば問題ないけど。

正直、ソニーには失望しました。これでは当面iPod帝国への逆襲は望めないなあ、と思う。

しかし、このままアップルの独占状態が続くのもなんだかなあ、と言う感じ。携帯オーディオプレイヤーの状況については次のニュースが詳しい・・・・詳し過ぎて少し読むのが辛いぐらい。だけどソニーの人に読んでもらいたい。これぐらいは読んでるか。
勝者は誰か??「iPod」帝国への逆襲 コメントを見る
デジタル・オーディオ・コンテンツおよびデジタル・オーディオ・プレーヤー市場での米Apple Computer社(以下Apple社)の優勢は明らかである。10年以上前のパーソナルコンピュータ市場の様相の再来である。米Microsoft社は、Apple社に対抗すべくオーディオ戦略を推し進めている。今後Microsoft社はどのような巻き返しを図るのか、そしてApple社はこの反撃をどうかわしていくのか?
やはり、Sonyが"PlaysForeSure"に参加するしかないのかな…と言う気はする。単なる勘だけど、年内に何か動きがある・・・と言う気がしなくもない。

Sony Style(ソニースタイル)

BCNランキングに見る"群盲撫象"

"ウォークマン大逆転、ついにiPod Shuffleを抜き一躍トップ!"に関する、BCN編集長からの"見解"及び新たな提灯売れ筋情報が。
トラックバックに答えて 「ウォークマン大逆転…」掲載の理由 たった4日のデータが物語る市場の姿 | BCNランキング コメントを見る
ソニー復活は本物? 発売1ヶ月でシリコンオーディオ販売シェア、依然トップ | BCNランキング コメントを見る
批判に対して正面から回答を寄せたことは素晴らしいと思うが、それでもぬぐいきれない不自然さが残る。そこで、胡散臭い気になるところを列挙していきたい。

編集部の意図とはまったく異なる内容の憶測

なかには「SONYに都合のいいようにデータを操作している」といったものや「広告を取るための偏向記事か」など、編集部の意図とはまったく異なる内容の憶測も寄せられた。
申し訳ありません、俺も"インフォマーシャル"ではないかと疑った向きです。今回、編集部より明確に否定して頂き、疑念の一つがはれました。今手元にフリーペーパー"BCNランキング"があるのですが、その中で" ■VAIOカスタマーリンクが切り拓く ユーザーサポートの新しい世界 1"と言う連載が始まっていますが、こういった広告とは全く無縁の記事であることを理解しました。

「最新ランキング」のページにソニーが出てこない理由

「好調なはずのソニーが登場してこないではないか」というトラックバックもあった。「出だしが良かったのは、最初だけだったのか」という問い合わせも一部読者から頂いたので、これについてはその理由をご説明したい。
このランキングに最初にトラックバックをしたのは俺です。まさしくその通りのことを書きました。で、その解説は。。。
カンのいい読者はお気づきかと思うが、ネットウォークマンは、色、容量、FM機能の有無などのスペックが異なれば、すべて別の機種とカウントされているのだ。
そんなことは分かっていて、5位以内に一台も出ないことが不思議だったわけで。同様にカラーバリエーションがあるiPod miniが2位と3位に登場しているにもかかわらず。

それでは続いて売れ筋情報の方へ

あれ?前回は1GB未満と1GB以上だった区分けが512MB以下と512MB超に変わっている・・・まあ、実質的な差はないと思うけど。で、相変わらずよく分からない区分になっている。これはどう贔屓目に見てもソニーに有利に働く区分け。いわゆる"ゲリマンダー"ってやつですね。

ここで問題となるのは、各カテゴリーがどれほどのボリュームか示されていない、と言う点。例えば、20GB以下のHDDタイプが携帯オーディオ全体に占める割合が80%だとしたら、ソニーが残り3カテゴリーで勝利したとしてもそれは微々たるものと言える。そういった全体像を見せないまま細分化したカテゴリーでの勝利をことさら強調することが、市場動向をよりわかりやすくするための「視点」の提示とは思えない。
例えば、AppleのiPod mini(4GB)は直販価格で¥21,800、ソニーのNW-E507(1GB)は同じく直販価格で\24,801。違う土俵で戦っていると言えるのか?

別に嘘は付いてないと思う。ただ、読者が勝手に勘違いするだけ。いわゆる"群盲象を撫でる"状態。

まあ、それはおいておいて、

また「iPod Shuffleは、すでにiPodを持っている人向けという印象。説明書なども分かりにくい部分がある。あれだけ解説本が売れているということは、それだけ説明書が分かりにくいというこではないのか」という声も聞かれた。
ええっと、、Windowsの解説本の方がMacの解説本より売れていますが、それは決してWindowsの方が分かりにくい・・・側面も否定しきれないが、ユーザー数の違いによるものでしょう。

是非とも、次回の売れ筋情報掲載時には、全体の割合を示すようお願いします。

BCNはソニーがお好き?

以前のBCNの切り口はこうではなかった。

「iPod Shuffle」、発売2日間でランキング2位に登場 | BCNランキング コメントを見る
(2005/01/20)
iPod shuffleで勢力地図一変、携帯オーディオのUSBタイプがHDDを逆転? | BCNランキング コメントを見る
(2005/02/01)
このあたり、表現も穏当、比較も妥当、指摘も的確だったと思う。

それが様変わりするのはこの記事からである。
ソニー、MP3で逆襲! 決戦前夜の携帯オーディオ市場 | BCNランキング コメントを見る
(2005/04/07)
ここから事実誤認と強引な解釈が始まったと思う。

例えば、

世界で最初に小型シリコンオーディオプレーヤーを発売したのも、実は彼らだった。1999年発売の初代ネットワークウォークマン「NW-MS7」がそれである。
1998年にはMPmanやRioの製品が世に出ていたはずである。

ソニーは早すぎたのかもしれない。また、独自の音声ファイル規格ATRAC3にこだわったあまり、デファクト・スタンダードであるMP3への対応が遅れたことも大きかった。
MP3はデファクト・スタンダードではなくMPEG Audio Layer-3と言う、標準化団体MPEG(Moving Picture Experts Group)で策定された規格である。

で、どういう訳か、東芝のも松下のもシャープのも製品を取り上げているにもかかわらず、日本メーカー復活をけん引するのは“ソニー効果”かと言う結び。

にもかかわらずなぜ、外資系企業に市場を席巻されてしまったのか。それは消費者が把握できていなかったのだ。マーケティングに大きな問題があった、といえそうだ。
と結論づけているが・・・
単純に今までのオーディオのあり方に引きずられ、iTunesやiPodの示した"新しいあり方"に対応できなかったことと、著作権隣接者に配慮した結果、正当な利用者にまで不便を強いようとした結果だろう。

あ・・・日本ではフェアユースは権利ではなく、著作権隣接者からのお目こぼしでした。失礼しました。

確かに、Appleは革新的に見せているけど、凄い技術を使用しているわけではなく、FairPlay以外は標準規格、ハードウェアは他社製、それをアップル風味にパッケージしただけとも言える。だからこそ、なぜ受け入れられたのか、日本メーカーには真剣に考えてもらいたい。

ちなみに、上記記事はフリーライター三浦優子氏によるもの。

とまあ、色々書いたわけだけど、別にウォークマンが売れてないとかひどい製品と言いたい訳じゃないので。念のため。
USB1.1で何曲も転送するのは苦痛だとか、SonicStageって良くあんなの使えるね、とか色々思うところはあるが、それは使用者の感性と判断で使えばいいと思う。ちなみに、俺の同僚のソニーファンはSonicStageは最悪だと言っていた。伝聞だけだけで判断すると、フリーライター 中村光宏氏と変わりがないので、俺も試しにインストールしてみたが、俺の低スペックマシンではインストールも起動もかなりの苦痛だった。みんなあれを平気で使用できるハイスペックマシンを使用しているかと思うと、皮肉なしに羨ましい限り。

ところで、ITmediaの小西氏のコラムこのウォークマンスティックの販促は、テレビCMに頼らなかった。とあるが、その結果がこれらの一連の記事でないことを祈る。

余談だが、以前、アスキー発刊の雑誌に二週に渡ってAppleを批判する記事が載ったが、Appleの広告が掲載されたとたんにそういったトーンの記事が紙面から消えたことをも出す。批判記事もひどい内容だったが、なんか嫌な終わり方だったなぁ。

他のランキング

BCN自ら認めているように、BCNの調査対象は限られており決して全てを網羅しているわけではない。他のランキングはと言うと

Gfk:AV機器総合販売ランキング(5月9日〜5月15日)
デジタルオーディオ/デジタルオーディオプレーヤー 売れ筋ランキング ムラウチドットコム
Amazon.co.jp: トップセラー

本日、Amazon.co.jpではiPodランキングかよ、と思えるほどiPodが強いが、Gfk及びMurauchi.comでは健闘している。もっとも次回入荷未定だけど。ちなみにAmazon.co.jpでは入手できない模様だ。変な分類しなくても立派に誇れる数値だと思うだけどどうでしょう?

SONY NW-E507 S ネットワークウォークマン BCN風に言うならば、

商品の出荷が継続できれば、「iPod mini」ウォークマンで起こしたようなブームが再来する可能性があるが、出荷が追いつかなければ話題だけで終わる可能性も否定できない。携帯オーディオ初心者は、果たして「iPod Shuffle」ウォークマンが手に入るまで待っていてくれるだろうか。
と言ったところか。

関連エントリー

Future is mild : ウォークマン大逆転、ついにiPod Shuffleを抜き一躍トップ!・・・だったはずなのにね

ウォークマン大逆転、ついにiPod Shuffleを抜き一躍トップ!・・・だったはずなのにね

ウォークマン大逆転、ついにiPod Shuffleを抜き一躍トップに コメントを見る
4月21日に発売を開始したソニーの新しいネットウォークマンが迫力あるスタートダッシュを見せている。シリコンオーディオではソニーがアップルを抑え大逆転。HDDでもアップルに肉薄する勢いだ。遅れてやってきた大本命ともいえるソニーの本格参入で、携帯オーディオ市場の地図はがらりと塗り替えられてしまうかもしれない。立ち上がり4日間の販売台数シェアから見る、発売直後の動向を追った。
と言う刺激的な見出しを付けた記事がBCNランキングに登場したのは4月26日。多くのソニーファンが欣喜雀躍したことでしょう。また、多いに注目を集めたようで、Blogmapsを見ても多くの人が割と疑いも無くこのニュースを受け入れていたようで。
『BCNランキング :: 売れ筋速報 :: ウォークマン大逆転、ついにiPod Shuffleを抜き一躍トップに』のネットでの評判- blogmap
中には冷ややかにこのニュースを眺めていた人も。
デジモノに埋もれる日々:「ウォークマンがiPodを逆転?!」の数字はこうして作られる コメントを見る
つまり、ウォークマンが 「最大瞬間風速」 (※1)を記録する発売後の数日間を意図的にピックアップし、最近新製品発表の無かったiPodと比較させて「ウォークマンがiPodを上回る」という データを作り上げた ワケです。
俺はこれは一種の"インフォマーシャル"ではないのか?と穿って見ている。と言うか、見ていた。
で、当のBCNの最新ランキングが発表されていた、、ひっそりと。
BCNランキング::ランキング::【携帯オーディオ】機種別ランキング(05.4.25−5.1)
ええと、、1位がiPod shuffle 512MB,2位がiPod mini 4GB シルバー、3位がiPod shuffle 1GB・・・ソニーランク入りせず。

正直な話、価格はおいておいてハードウェアとしては凌駕しているのだから、こんな提灯なんか使わず堂々と売ったらどうなのかな、等と余計な事を思う夜。

ソニー、(遂に)MP3に対応のネットワークウォークマン2機種を発売

ソニー、MP3/ATRAC3に対応したHDD内蔵ネットワークウォークマン『NW-HD3』などを発表――従来機向けMP3対応プログラムも用意 コメントを見る
ソニーマーケティング(株)は30日、ポータブルオーディオプレーヤー“ネットワークウォークマン”シリーズの新製品として、HDD内蔵タイプの『NW-HD3』とフラッシュメモリー内蔵タイプの『NW-E99』を発表した。同シリーズの従来機種は、ATRAC3plus/ATRAC3形式の音楽ファイルのみ再生可能だった。MP3/WAV/WMA形式のファイルは、本体に転送する際に付属ソフトを使ってATRAC3plus/ATRAC3形式に変換することで再生できたが、新機種では、MP3形式のファイルをそのまま転送して再生できるようになった
ソニー、MP3に対応したHDD搭載ウォークマンを発表 - 日経トレンディネット コメントを見る
NW-HD3は、PCから音楽を転送するためのソフト「Sonic Stage Ver 2.3」を使い、MP3形式の音楽を転送し、再生できる。従来機の「NW-HD2」では、MP3形式の音楽をATRACまたはATRAC3plus形式に変換して転送していたため、1000曲の音楽を転送するのに約10時間かかったが、NW-HD3では30分以内で転送できるという。

遂にというか、ようやくというか、MP3にも対応したネットワークウォークマンが登場です。ちなみに、欧州では10月26日にMP3対応フラッシュメモリ型ネットワークウォークマン発表済み。

ASCII24によると、

従来機の「NW-HD2」では、MP3形式の音楽をATRACまたはATRAC3plus形式に変換して転送していたため、1000曲の音楽を転送するのに約10時間かかったが、NW-HD3では30分以内で転送できるという。
と言うことで、なんだかなぁというセールスポイントです。良くこれでiPodに対抗できると踏んだものだな<ソニー

ITmedia ライフスタイル:「HDDウォークマンは半年、1年でiPodを追い抜く」――ソニー・安藤社長 コメントを見る
NW-HD1について、「自信はある。“やっぱりソニーが5割のシェアを握ったか”と言われる世界がすぐに来ると思う(笑)」。iPodについては、「電池寿命や検索性、操作性など、われわれの目から見ればまだまだ手を入れるところはある」と自信のコメント。
詳しいスペック等はニュースサイトを参照してください。
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