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タカラトミーの低価格二足歩行ロボット"i-SOBOT"(アイソボット)発表

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Omnibot 17ミュー i−SOBOT
タカラトミー 2007-10-26

by G-Tools , 2008/06/09

昨年7月に取り上げたタカラトミーの低価格二足歩行ロボットが発表になりました。"i-SOBOT"という名称です。因みに"アイソボット"と読むらしい。
i-SOBOT コメントを見る
タカラトミー、世界最小165mmの二足歩行ロボット、3万1290円で | BCNランキング コメントを見る
 タカラトミー(富山幹太郎社長)は1月23日、身長わずか165mmと二足歩行ロボットとしては世界最小のヒト型ロボット「Omnibot2007 i-SOBOT(オムニボット2007 アイソボット)」を7月に発売すると発表した。予定価格は3万1290円。
アトムを超えるか?--タカラトミーから二足歩行のヒューマノイド型ロボットが誕生 - CNET Japan コメントを見る
Omnibot2007 i-SOBOTは身長165mm、重量約350gの小型ロボットだ。全身17カ所にサーボモータが組み込まれているほか、ジャイロセンサーも搭載されている。
詳しい内容は、例によってRobot Watchにて。
タカラトミー、二足歩行ロボット「i-SOBOT」製品発表会レポート コメントを見る
動画もありますので是非ご覧ください。

残念ながら、今回披露されたのはプロトタイプで、3月発売、と言うわけには至らなかったようです。動画を見る限り、やはり動きにダイナミクスが欠けている印象なんですが、正式製品に期待したいと思います。

にしてもこの価格は正直嬉しい。

確かに二足歩行ロボットの低価格は進んでいますが独身ならいざ知らず、家庭持ちが購入するには敷居が高い。とLego MindStorm NXTを眠らせている俺は思うのですよ。

あと、アトムには勝てないですね、どう見ても。

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Future is mild:3万円弱の小型二足歩行ロボット"マイクロマシン(仮称)"

プログラム可能な"iRobot Create"

ITmediaによるとラスベガスで開催されているCES2007にて掃除機能を持たないRoomba(ルンバ)が発表されたそうです。
ITmedia News:iRobot、プログラム可能なロボットを発表 コメントを見る
iRobotが、お掃除ロボットのRoombaをベースに、学生やロボット開発者向けに、安価でプログラム可能なロボットを開発した。
iRobot社の公式サイトでも早速紹介されてます。
iRobot Corporation: iRobot Create(TM) コメントを見る
これは以前Engadgetで紹介されていた奴ですねえ。
iRobotから掃除機能を省いたお掃除ロボ - Engadget Japanese コメントを見る
掃除ロボから掃除機能を無くすと聞くとわけが分かりませんが、自律移動して障害物を避けたり部屋のマップを覚えたり、自力で充電までできるルンバは本来の掃除機としてのほか改造用のロボットプラットフォームとしても大人気。なので最初からハッカー向けのホビーロボプラットフォーム版を提供することになったようです。
そう言えば、Segwayも研究用のプラットフォームとして提供されていたりしますね、かの国では(参考)。
気になるお値段は$129.99。

日本では取り扱いあるのかな?

自動掃除機ルンバ TOP コメントを見る

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Future is mild:Amazon.co.jpより、ロボットのお勧めです。
Future is mild:「R2-D2を作りたかった」iRobot創設者、夢への道のり
Future is mild:年末商戦、ロボット掃除機の「Roomba」が大健闘

「今年のロボット」第1回大賞は富士重工業株式会社、住友商事株式会社による"ロボットによるビルの清掃システム"

「今年のロボット」第1回大賞が決定したようです。
経産省、「今年のロボット」第1回大賞は自分でエレベーターに乗る掃除ロボ | BCNランキング コメントを見る
 経済産業省はロボット市場の創出に貢献したロボットを表彰する「今年のロボット大賞」を創設、第1回の「『今年のロボット』大賞2006」を12月21日に発表した。152件の応募の中から大賞に選ばれたのは富士重工業と住友商事が開発したビル清掃ロボット「RFS1」。
今年のロボット大賞2006が決定 - Robot Watch コメントを見る
「今年のロボット」大賞は富士重工業株式会社、住友商事株式会社による「ロボットによるビルの清掃システム」、中小企業特別賞は近藤科学株式会社のホビーロボット「KHR-2HV」、審査委員特別賞は、セコム株式会社による食事支援ロボット「マイスプーン」となった(各ロボットの詳細は下記)。
大賞は(意外なことに)スバルと住友商事の"ロボットによるビルの清掃システム"。システムってことがキモなんだろうなあ、と勝手に推測。

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Future is mild:「今年のロボット」大賞2006の優秀賞が決定

Roboexoticaのバーテンダーロボット達

ウィーンでユニークなロボットの展覧会が行われているとのこと。
ITmedia News:バーテンダーロボットと交わす小粋な会話 コメントを見る
カクテルを作ってくれるロボットや、会話で客をからかうロボット。ウィーンのRoboexoticaにはユニークなロボットたちが展示されている。(ロイター)
この記事だけ読んだら"ボッコちゃん"か!と思ったわけですが。
で、Roboextoicaってなんだろうと思ったら、"Festival fUr Cocktail-Robotik"と銘打たれていました。バーテンダーロボットのイベントなんですね。

そのユニークなロボットの一部がCNETに掲載されていました。

フォトレポート:カクテルを作るロボットバーテンダー - CNET Japan コメントを見る
ロボットと人とがきずなを結ぶことが本当にあるとすれば、薄暗いバーでお酒を通じて交流を深めるよりほかにないだろう。こうした考え方が、オーストリアはウィーンで開催の年次イベントRoboexoticaのおおよその概念だ。同イベントでは、複数の「カクテルロボット」が、そのバーテンとしての実力を披露している。
YouTubeに動画上がっていないか調べたんですが、適当なの見あたらず。

転倒するASIMO

ごめんなさい、こんな時どんな顔をしたらいいか分からないの。


既に各所で話題になっている転倒するASIMOです。
はっきりとは分からないんですが、未来館でのデモでしょうか。
ネット上ではネタとして扱われ、笑われているようですが、俺には笑えませんでした。俺自身ロボット技術者でもホンダ関係者でもないので観客気分で笑い飛ばせばいいはずなんだけど、その裏側での努力苦労の一端でも知ってしまうと、ね。

この画像を見て、昨年の万博で起きたことを思い出しました。

Robot.Mとの優雅な平日:ロボットニュース【ロボフェスタ『ロボット大集合』のステージ裏】 コメントを見る
で,万博組からロボフェスタ『ロボット大集合』のステージ裏からの様子を聞く.以前客席から見た状況はwebで調べて書いたが,裏は裏で騒然かつ蒼然だった模様・・・.この前の記事では『そのロボットだけがステージ経験が少ない』とか『安定性』とか書いたが,どうやらそんな問題ではなく,本当に不幸な事故だったようである.
プロと言えばその騒然としたステージを何とか持たせたのはやっぱりコロッケだったそうで,それもプロの仕事である,さすが.
今回もMCのお姉さん他スタッフが素早く対応したわけだけど、観客の目の前でのトラブルだからなあ。客席からもどよめきが上がっていました。

ASIMOは日本でもっともステージ慣れしたロボットのはずなのに何回も繰り返しているうちにこういう事故が起きてしまうわけで。ただの転倒なら何とかなったかもしれないけど、階段落ちだからなあ。

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Future is mild:日本科学未来舘へ行く。
Future is mild:次世代ASIMO発表

空間ロボット"RoomRender"

お、これは所謂一つの"見えないロボット"ですね。
日本SGI、「空間ロボットRoomRender」を開発 コメントを見る
日本SGI株式会社は、人間の音声や感情などによってIT機器や家電、什器などを自在に操作できる「空間ロボットRoomRender」を開発したと発表し、東京・恵比寿の日本SGI社内会議室に設置されたデモ環境の記者公開を行なった。
そこで「形のないロボット」において重要なものはインターフェイスであり、次世代インターフェイスとしての音声に着目した。同社では音声認識ではなく、まず感情認識をキーポイントに開発を進めている。その具体化の第一歩が、「空間ロボットRoomRender」だという。  
コンセプト自体は昔から繰り返し提唱されているものなので目新しさはないけど、これを企業が取り組みソリューションとして売り出す、と言う点において興味をそそられる。

話だけ聞くと、昔々聞いたビル・ゲイツの豪邸内のシステムのよう。ゲイツ邸は億単位のお金(米ドル)がかかったそうだけど、それが数百万でできるようになったとは。俺も一つ申しこ・・・めません。

個人的な要望だと、室温・湿度を一定に保ったり、侵入者に気を使いつつ窓を開け閉めして定期的に空気の入れ替えをしたり、暗くなったらカーテンを閉めたり、外光に応じて灯の輝度を調整するようなのが欲しいなあ、と。

あ、あと植木の水やり。

にしてもSegwayの代理店になったり、マネキンロボット"Palette"の量産を始めたりと、SGIはすっかりロボット企業ですね。

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Future is mild:見えないロボット
Future is mild:マネキン型ロボット"Palette"
Future is mild:「みらいのいえ」

「今年のロボット」大賞2006の優秀賞が決定

/.経由で経産省「今年のロボット」大賞2006の優秀賞が決定したことを知りました。
経産省、「今年のロボット」大賞2006 優秀賞10体を選定 コメントを見る
 「『今年のロボット』大賞2006」は、国内ロボット技術の革新と用途拡大、需要喚起を促す目的で、その年に活躍したロボットの中から、将来市場創出への貢献度や期待度などが高いとされるロボットを選び出すもの。工学院大学学長 三浦宏文氏を委員長とする審査委員会により審査が行なわれた。
ぉーと、いつの間にか公式サイトもできていたのか。
「今年のロボット」大賞2006 - The Robot Award 2006 - コメントを見る
優秀賞ロボットの詳細も出ています。二足歩行ロボットよりは産業用ロボットの方が(当然ながら)多いですね。

第一回だから自薦なのはしょうがないかもしれないけど、fuRoの先川原氏が言うとおりやはり選考委員会とかで選定した方がいいんじゃないかなあ。個人的にはテムザックやロボ・ガレージのロボットが一体も入っていないのが不満かな。

fuRo ---未来ロボット技術研究センター: 「『今年のロボット』大賞2006」優秀賞 コメントを見る
今回の件、知り合いに何人か声をかけたんだが、自分で応募するってのもなあ、という声もあった。わかる気がする。この賞が一般に広く認知されていけばそんなこと言ってられないんだろうが。

/.のコメントを読む限りまだまだ認知も理解もまだまだなロボット産業界ですが、来年はもっと盛り上がることを期待。

自己認識するロボット

またコーネル大学か!
と言う事で、コーネル大学から"Self Modeling"(自己認識)するロボットが登場です。
ITmedia News:自己を「意識」するロボット、米大学で開発 コメントを見る
このロボットは、初めは自分がどんな姿をしているかも知らない。関節のさまざまな動きを使って、仮説を立て、自分の構造を把握する。
ちなみに上記ニュースはロイター配信なので、一定期間後消滅します。気になった人は保存を。

さて、コーネル大学のプロジェクトサイトはこちら。

Cornell CCSL: Robotics Self Modeling コメントを見る
このサイトで、"More movies & hi-res pictures"をクリックすると動画が見れます。コンセプトビデオの他、実機がうにょうにょ動いているところが見れます。四本足で移動する様はまさに陸に上がったヒトデですね。

さてコーネル大学と言えば、"Self replication"(自己複製できる)ロボットを思い出します。

Future is mild:自己複製するロボット
やはり今回のプロジェクトにも、Victor Zykov氏及びHod Lipson氏が名を連ねていますね。

で、歩行を学習するロボットと言うのは他にも色々あるのですが、自己を認識した上で行動を学習するって言うのは凄いのかも。
 「これは自意識ではないと思っている。考えている自分自身について考えるロボットだ。だがこれは、猫など、そのくらいのレベルの意識の方向へ向かうと思う」(リプソン氏)
これだけでも実現したら凄い事だと思う。自己認識と学習と複製が組み合わさったらそれこそ生物ですよね。

函館市の踊るイカロボット

北の大地からイカすロボットのニュースです。
函館の市民団体が開発、「踊れるイカ型ロボット」- BNN [Brain News Network] コメントを見る
市民の会は巨大イカ型ロボットを制作し、同市最大のイベント「函館港まつり」のパレードに参加させることを目標に今年発足した。函館の財界人などが呼びかけ人になり、公立はこだて未来大学や函館工業高等専門学校、さらに地元企業の協力により、ロボット制作を行なってきた。
asahi.com:観光客呼べ巨大「イカロボ」 - マイタウン北海道
計画ではロボットは高さ約5メートル。足や目が動いたり、音を出したり光を点滅させる機能を盛り込む。専用のホームページを開設し、アクセス数が一定数に達したり、専用の電話番号に電話をかけたりすると反応する仕組みにして、市民や観光客に楽しんでもらおうというアイデアだ。
いやあ、なんというか。。。 開発を依頼したのは「ロボットフェス・インはこだて」市民の会と言う団体らしい。サイトにあるロボットイメージを見てみたけど、どう見ても悪役です >< 特に右下のが。 言うまでもなくスラッシュドットではネタにされていますね。
スラッシュドット ジャパン | イカ踊りロボットが函館に登場 コメントを見る
>> イカす…
> イカさないシャレね
そういう場合は一言で罵倒してあげるのが礼儀というものです、こんな風に。

 このタコ!
個人的には、スラッシュドットでも紹介されていた大阪大学のイカロボットの競演を期待します。
大阪大学戸田研究室「イカロボット」公式サイトへようこそ コメントを見る
18日が楽しみだ。

【11/14 追記】

Robot.Mとの優雅な平日:どうしてこう,いつもいつも・・・ コメントを見る
ちなみに『函館いか踊り』は,函館の小学校だったら体育の時間などに練習させられます.函館出身と言って『いか踊り』が踊れないのはもぐりです,が,あれほど1人で踊るのが恥ずかしいものもないので,「踊って」と言われても絶対踊りませんので,あしからず.
見たいなあ。YouTubeにアップしてくれないかな。

LEGO MINDSTORMS NXT(レゴ マインドストーム NXT)届きました

注文していた"LEGO MINDSTROMS NXT"が届きました。 ほんとは一昨日届いてたんだけど、出張に行ってたものだから。 と言うわけで記念撮影をば。比較対象として、先日ロボットミュージアムで購入した"コレジャナイロボ"キーホルダーを。

Lego MindStorm NXT

連休に遊ぶぞ!と言いたいところですが、明日はニンテンドーワールド2006なのですよ。
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レゴ マインドストーム NXT
レゴ 2006-10-15

by G-Tools , 2006/11/03

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LEGO MINDSTORMS NXTオレンジブック―アイデアノタマテバコ
五十川 芳仁
毎日コミュニケーションズ 2006-10

by G-Tools , 2006/11/03

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LEGO MINDSTORMS NXT
LEGO MINDSTORMS NXT(レゴ マインドストーム NXT)予約受付中
レゴ マインドストーム NXT 体験ブログ

"miuro"のソフトウェアを担当したのはNintendogsのプログラマー

踊る音楽プレイヤー"miuro"のソフトウェアを担当した味岡嘉孝氏の記事がTech総研に掲載されました。なんと元任天堂でNintendogsを担当したプログラマーだったそうです。
最先端ロボット『miuro』を踊らせたゲームプログラマ/Tech総研 コメントを見る
大きな会社だと、「この企画がポシャったら、次に異動」ですむ。でも、ベンチャーはそうではない。もしかしたら、これがロボット開発に携われる最後のチャンスかもしれない。そんな緊張感がある。自分も入社してからは、そのくらいの気持ちで仕事をしてきました。この緊張感がまた、たまらなく心地いいんですよ。
是非リンク先を読んでもらいたいんですけど、ホンと格好いい。こういう仕事をする人の製品というのはいいですね。あの値段じゃ買えないけど。

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自律移動可能なロボットオーディオプレーヤー"miuro(ミューロ)"

ロボ鉄

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ロボ鉄
中野 栄二 ロボテツ取材班
バジリコ 2006-06-01
評価

by G-Tools , 2006/10/29

表紙で女子高生にロボットを持たせるなんてあざとい!と思っていましたが、福島高専分子生物学愛好会の方々だったのですね。失礼しました。

で、本書の内容とは言うと、様々なロボットコンテスト(以下ロボコン)に於ける優勝或いは注目となったロボットの製作に迫る、と言った感じ。こんなにロボコンがあるなんて知りませんでした。
取り上げられているロボコンは以下の通り。

その他コラムで以下のロボコンが紹介されている。 いずれもロボットに歴史アリと言うか、試行錯誤艱難辛苦の末の栄光と言うか一筋縄では行かないものだなあ、と言う感想。兄弟で栄光を掴んだ"うさぎのみみ"なんかいい話だなあ、と思った。

あと、furo古田所長の激痩せは異常だと思った。75kg→45kgってどんなけ痩せれば気が済むんだ。使用前使用後の顔写真の違いが凄い。別人かと思った。これを見せればロケットガールも倍増するかも知れない。

また、本の右隅に川村聡氏のシミュレーションのパラパラ漫画があるのは面白いと思った。なんかgifアニメみたいで。

俺は文系出身で、こう言ったロボコンはテレビで放映されるようなものしか知らなかったのだけど、最近はWebで様々な情報を得る事がで切る。が、まだまだ知らない世界が多いなあ、と思った。Robo-OneやRoboCupなんかは見た目の派手さもあって良く取り上げられるんだけど。こう言ったロボコンから第二第三のロボットの鉄人が現れるじゃないかと思うとワクワクしますね。

ニュースとブログについて思った事

"robonable"へのトラックバックからちょっと思ったことを。
Robot.Mとの優雅な平日:皆様も早速話題にされていらっしゃいますが・・・ コメントを見る
日刊工業新聞社が20日にロボットポータルWebの"robonable"をオープンしましたね.コラム,ブログもさることながら,「これは個人のblogじゃ敵わんなぁ・・・」と思ったのが,最新ニュース&イベント情報欄.学術系のシンポジウムの類まで網羅されているとなると,何となく嬉しくも切なくなってみたり.『Robot.Mとの優雅な平日』の行く末も案じてみたりするわけですよ,最近すっかり負け犬の遠吠え日記になりつつあるし・・・.
robonable - 小さな研究所の小さな研究者の日記 コメントを見る
こんな中、民間のロボット系ブログに何ができるのかな?と考えたとき、やはり、作ってからこそ分かるロボットの楽しさを、皆さんにお伝えすることしかできないのではないかなと思いました。
あんまり難しく考える必要はないんじゃないかなあ、と思った。

俺はよくMacやAppleについて書いたりしている訳なんだけど、言うまでもなくMacやAppleについてのニュースやルポなんて言うのは山ほどあるわけで。それでも俺が書くのはほんのちょっと言いたいことがあるだけだからなんだけど。個人的な備忘録やメモのつもりで書いた事が

俺は"事実"というのは立体で、一方から見るだけでは全体をつかむことができないと思っている。そして報道というものはやはりある一定の視線の元で成り立っており、そこに様々な視点が加わってこそ、全体像と言うものが良く見えてくるんじゃないかと思う。

だから、Robot watchやrobonable等の商用の情報は今後も増えて行くだろうけど、それとは別に個人のブログ、それは学生だったり研究者だったり、ホビイストであったり、会社員であったり、母であったり、そう言った様々な視点が加わってこそ意味があるんじゃないだろうか。

まあ、ざっくりまとめると俺はそう言ったブログを読むのが好きだし、楽しみにしているし、これからも更新頑張って下さいって言うことなんだけど。

ロボット技術のポータルサイト"robonable "(ロボナブル)

あかえめさんが紹介してたこれ、いいですね。
robonable ロボット技術のポータルセンター:ロボナブル コメントを見る
So-net blog:気になるロボット:robonable (ロボナブル) コメントを見る
現在、robonableのコンテンツとしては、プレスリリースなどロボット技術に関わるニュースを扱うロボットニュース、ロボット開発の現場を取材したロボット最前線、ロボット関連のイベント、ブログ形式のコラムの4つが開設されていて、どれも見やすくまとまっています。
日刊工業新聞開設と言うことで、やや工業寄りかな、と言う印象。産業ロボット萌えの人にはたまらないかも。

俺もやはり目に付いたのは山海教授のコラム。HALを使ったアルプス登山の模様は録画してみたのですが、ちょっと目頭が熱くなってしまいました。あと、"情熱大陸"に出演したときの、小児麻痺による左足が動かない男性との交流とか。人の幸せに貢献できる技術って本当に素晴らしいと思います。

そういえば、HALの量産が発表されてました。
筑波大発ベンチャー、ロボットスーツ量産へデジタル家電&エンタメ-最新ニュース:IT-PLUS コメントを見る
筑波大学発ベンチャーのサイバーダイン(茨城県つくば市、山海嘉之社長)は着用者の身体機能を強化するロボットスーツの量産体制を整える。来年5月にも新たな研究・生産拠点を設け、生産能力を現在の約20倍の年間約400体程度に高める。高齢者の歩行支援をはじめ、医療や福祉分野での利用増が見込めると判断した。
これは以前「情熱大陸」に登場していたとき山海教授が話していたとおりなので特に驚きはありませんが、なんか感慨深いものがあります。

次回のコラムではサイバーダインについて語ってくれるとのことで楽しみです。

それにしてもシステムはTypePadを利用しているんですねえ。最近多いですよね、TypePadを利用したサイト。

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Future is mild : サイエンスポータル コメントを見る
Future is mild : パワーアシストスーツ"HAL"量産工場着工 コメントを見る

ロボットの天才

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ロボットの天才
ロボットクリエイタ-・高橋智隆
メディアファクトリー 2006-06-02
評価

by G-Tools , 2006/10/23

いやあ、この本、と言うか高橋智隆と言う人物は面白いですね。最初から最後まで飽きる事なく一気に読んでしまいました。今までもクロイノの受賞や、ロボカップにおけるチームOsakaでの活躍などは知っていましたが、特に京大に入るまでの過程や、受験や学歴に関する考え方などが面白かった。

にしても、今や押しも押されぬロボット業界の著名人である高橋氏だが、ほんの5年前はまだ進路に悩んでいたんだよなあ。

News:世界最強ラジコンロボ? 三洋もお掃除ロボット! ロボフェスタ神奈川2001(1/2)  
 磁力を利用した2足歩行ラジコンといえば,京商の「GUNWALKER」が有名だが,なんと,このMAGDANの技術が応用されているのだという。「進路についてアドバイスしてほしい」と話していた高橋さん。あなたは今すぐ,バンダイでザクの開発チームに加わるべきです。  
男子三日会わずんば刮目せよ、だな。

あと、やはりこの人のロボットのデザインはアニメの影響が大きいのだなあ、と再認識。FTを表して、「手塚の精神が形になったようなデザインだ(アナベル・ガトー)! 」と述べた人がいるが、自身も手塚からの影響が強かった事を表明している。面白いのは俺の世代はガンダムの影響が強いのだが、高橋氏はガンダムのデザインはまがい物でマクロスのデザインこそがリアルロボットだ、と書いていること。その割にはIMR-TYpe1のデザインに関して、モビルアーマーを意識していたり、ゾックを参考にしている辺りも面白い。

また本書を通読して驚いたのが高橋氏の活動範囲の広さ。援竜や上記のIMR-Type1等も手がけているとは。先日発表された松下のパワーアシストスーツにも関わっているんじゃなかったけ。

そして彼のデザインに関する徹底的なこだわりも凄いと思った。FTのウォーキングやポージングについてはもちろんの事、クロイノやネオンの目の構造、立った時の姿勢のこだわり等普通の工学者では気がつかないところに目が行き届いており、なんというか、スティーブ・ジョブスに通じるものを感じた。

まあ、なんかとッ散らかった事を書きましたが、とにかく高橋智隆と言う人物は面白く、これからも目が離せないな、と言う事。あとがきでブログのように書く事を心がけた、と書かれているが、ほんとブログ感覚で読む事が出切る。そして本書はロボット工学に興味がある人も無い人にも等しくお薦めできる書籍だ。

関連リンク

高橋智隆のマイルーム[ROBOlep]
ROBO GARAGE [ ロボ・ガレージ ]

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京商から可愛いロボットキット"マノイ"
“世界一美しい”女性型ロボット「FT」発表

テムザック 世界初の病院受付・案内ロボット(名称募集中!)

とうとう工業用ロボット以外のロボットが現場で働く日が来ました。
会津中央病院 + tmsuk コメントを見る
BCNランキング :: 新製品 :: テムザック、病院専用の受付け・案内の各ロボットが世界初の実戦配備 コメントを見る
テムザックは10月19日、病院専用に開発した「受付ロボット」1台と「案内ロボット」2台を福島県会津若松市の会津中央病院に納入したと発表した。同社によると、受け付け、案内ロボットが病院に導入されるのは世界初という。
このロボットは、以前ロボメディア2006で取り上げていた奴ですね。
So-net blog:ロボメディア2006:患者案内ロボット導入   会津中央病院 コメントを見る
◆会津中央病院(会津若松市)が、病院内で患者を案内するロボット3台を10月に導入します。案内業務をロボットに置き換え、職員の配置を見直し、 サービスの向上につなげたいそうです。

公式サイトやBCNの写真を見ると、これはどう見ても(元)リディックですねえ。でもちょっと愛嬌が減った感じがします。

BCNの記事の書きようがちょっと歯切れが悪いのは、病院で利用されるロボットでは松下製のが実績があるからでしょう。あと案内ロボットと言えば、"enon"ってのがいましたね。イオンで仮採用されたあとどうなったんでしょう。

会津中央病院では例えば受付けを駅で行えるようにするなど、様々な試みが為されている中の一環として、ロボットが導入されたようです。地方では医療の質の低下、人員確保の問題が話題となっていますが、このようなロボットテクノロジーが問題の一助となることを願ってやみません。1台2000万円ほどだそうです。

なお、現在このロボットはまだ名前がないようです。
会津中央病院 + tmsuk +ネーミング募集 コメントを見る
この秋、会津中央病院に受付案内ロボットが3台導入されます。この3台のロボット達に親しみのある愛称をつけて下さい。ロボット達は外来や病室までの経路を案内したり、最寄りのエレベーターまで荷物を運んだりする事ができます。
個人的にはロボット関係者のネーミングセンスには疑問を持っている(サイバーダインとか、サイバーストーンとか。例外は高橋智隆氏)ので皆さんふるって応募されることを期待します。

10月28日お披露目セレモニー及びイベントが開催されるそうです。

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プロジェクター付き新型清掃・案内ロボットリディック(RDIC-01)
富士通のサービスロボット"enon"販売開始

韓国ロボット"EveR-2 Muse"

昨日の14時から15時にかけて普段の10倍のアクセスがあって何事かと思ったら、リンク元はこちらでした。
livedoor ニュース トピックス - 芸能人ロボット「エバー2ミューズ」が衝撃デビュー コメントを見る
何故かlivedoor newsはロボットネタに必ずFTのエントリーにリンクを張る。

それはそれとして、MYCOMに実際にお披露目に立ちあったレポートがありました。

韓国で歌手ロボット「Muse」がデビュー (MYCOMジャーナル) コメントを見る  
 本来は歌にあわせた柔軟な動きと、本当に歌っているかのようなリアルな口の動きによる歌を披露する予定ではあったものの、実際には直立不動の姿勢で両腕がかろうじて前に上がる程度だった。また口は開けっ放しとなることで、得意の「くちぱく」も披露されないまま終わり、無念の初舞台を踏むこととなってしまった。  
 
 開発担当者は後のインタビューで「首の部分に故障があった」と、Museの故障を認めている。これは歌が始まってから急に故障したのではなく、それ以前からMuseの調子があまり良くなかったのではないかと予想される。15時から開始する予定だったお披露目会が、「Muse不調」との理由により1時間程度遅れるというハプニングがあったことからも、それが伺える。  
東亜日報の記事によると、"早過ぎたんだ!腐ってやがる!"と言う事だったようですね。
donga.com [Japanese donga] - ロボットが司会からテープカッティングまで 「ロボ・ワールド2006」 コメントを見る
これと関連して一部では、元々エバー2−ミュズは来年はじめに公開する予定だったが、今回の行事でお目見えしようと無理してスケージュルを組んだ結果、問題を起こしてしまったとの分析も出ている。

それはそれとして(2度目)この"EveR-2 Muse"の写真ニュースを見たのですが、人に似せたばかりに逆に不気味に感じます。不気味の谷です。怖いです。アクトロイドやリプリーを見た時には感じなかったのですが。。
朝鮮日報 Chosunilbo (Japanese Edition) - 歌手デビューしたロボット「Ever-2 Muse」 コメントを見る

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韓国ロボット事情

ロボットと暮らす

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ロボットと暮らす 家庭用ロボット最前線
大和 信夫
ソフトバンククリエイティブ 2006-05-15
評価

by G-Tools , 2006/10/16

ヴイストン株式会社代表取締役大和信夫氏による書き下ろしの一冊。実際にロボットで飯を食っている人間らしく、夢と現実が同居している内容で久しぶりに読みごたえのある一冊でした。

大和氏はロボットビジネスの最前線に立つ一方、技術者ではないので単純に技術による解決をよしとしない姿勢が良い。例えば、本書の中では家庭用ロボットについて単純に家事を肩代わりすればいいと言うものではないと言う事が懇々ととかれている。洗濯とは、単純に衣類の汚れを落とす事ではなく、衣類を収集し、汚れを落とした後干して乾燥させた後所定の位置に戻すまでの一連の作業を指す、と言う主婦の指摘には目からうろこが落ちた。ただし、俺は一人暮らしの時は部屋に洗濯ロープを張ってそこから直接着替えをとっていた事を思い出す。この辺は、アイロン不要のシャツと同じく人によってニーズが異なるのかな、と思う。

ロボット技術が今後どの様に向かうかは正直言って分からない。家電や住宅そのものにビルトインされるのか、或いは全く新しいものが出てくるのか。ロボットと暮らす事によってある問題は解決されるだろうが、きっとまた新しい問題が生じるだろう。

本書はそう言った課題にある程度答えてくれるし、考えるヒントにもなる。

続きを読む

"ロボットミュージアム in 名古屋"に行ってきました

やっと行ってきましたロボットミュージアム in 名古屋
本当は12日休みをとって行くはずだったのが外せない仕事が。。

着いたのは13時頃。結構な人が入っていた。
玄関でお出迎えしてくれたのはマスコット(?)キャラクターのラフラフとニコ。


オレンジ色のがラフラフで、水色がニコ。しかしその横では銀色のゆるキャラがチラシを配っており、子供たちに大人気であった。なお、ラフラフは『精密機械なので大事に扱って下さい』と主張していた事を付け加えておく。

まずは、ロボット未来デパートメントを一覧。思いの他多くのロボットが並んでいる。KHR-2Vやロボノヴァ、Roombaシリーズにロボザウルス、ロボサピアン、アトムにガンダムに禁断の惑星のロビーにPINOに。

それから1300円支払ってROBOTHINKに。 まずはオープン記念のrobotlab展が。工業用ロボットが器用に絵を描いたり、音にあわせて踊ったり。ビールを注いではくれませんでした。

それから音声ガイド用iPodを受け取り階段を上る。常設展は2回です。なお、iPod nanoは先日発表された第2世代(色はシルバー)でした。

常設展"ロボットクロニクル"はRobot Watchに書かれていた通り。しかし、アトムや鉄人28号のみならず、ガンダム、パトレーバー、エヴァンゲリオンに交響詩篇エウレカセブンまで展示に含まれるとはちょっと欲張りすぎじゃあなかろうかと思った。ルイジ・コラーニのデザインは今見ても全然古びていないのが凄い。

「ロボットミュージアムin名古屋」内覧会開催、12日オープン
出口近辺では実際にロボットと触れ合えるスペースがあるのだが、赤ん坊を台に乗せてAIBOと遊ばせている人を見た。また、一人のご老人が、ずっとイフボットと会話していた。

ROBOTTHINKを出たあと、再びロボット未来デパートメントへ。
窓際には巨大な鉄人28号や、ジャイアントロボと並んでセグウェイが展示。本日はお掃除ロボットRoombaのデモンストレーションを。また、ロボサピアンやロボザウルスは実際に動かす事が出来た。ウィーキビッツやロボット雑貨も数多く取りそろえてあります。ここならサイエンスエンジェルもアクセ選びに困る事はあるまいなと思った。
しかし、ガンダムにスターウォーズにはっきりいって節操がない(笑)。ちなみに褒め言葉です。
印象に残ったのは、子供たちが目を輝かせてロボットに見入っていた事。とりあえず一日だけの感想だけど、子供たちには強い印象を残すのではないかと思う。
本日は名古屋祭りが開催されている関係か、外国の方も多く来訪していたようだ。白人の少女やブラック系の少女がロボットで遊んでいる姿を見て「ロボットに国境はない!」と心強く思ったが、その母親(白人)が流暢な日本語を話していた。 また、一人の少女がハローキティロボを指さしながら「これ誕生日に買って!」と強く主張していたが、母親に却下されていた。もう少し値段が下がるといいね。
パロは相変わらず人気で、撫でられたり抱きしめられたりしていた。さすがギネス認定は違う。

Robot Watchの記事では書籍は販売されていないと書かれていたが、「ロボットの天才」だけはレジ近くに平積みされていた。今読んでいるけどめちゃくちゃ面白いね、この本は。

スーベニアも充実しているけど、ベビー服やTシャツ、パーカー、下敷き等はともかく、饅頭や蒸し栗きんとんまで作るのはどーなのよと思った。

感想をまとめると、俺のような人間には非常に面白いスペース。子供たちが実際に遊べるのもいいんじゃないだろうか。親達は大変そうだったけど。新しい企画がはじまったらまた足を運びたいと思った。
ただ、家具屋さんはなんかテイストが違っていて浮いていた。誰があのショップを入れようと考えたのだろうか。

折角なので、ロボットミュージアムグッズやロボットアクセをこのブログの読者5人にプレゼントしようかと思ったが、応募する人がいるとは思えなかったので「コレジャナイロボ」キーホルダーと、PINOの携帯ストラップを買って出た。

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"ロボットミュージアム in 名古屋" 10月12日にオープン
"ロボットミュージアム in 名古屋" 10月上旬にオープン

ロボット進化論―「人造人間」から「人と共存するシステム」へ

珍しいグーグルで検索してもAmazon.co.jpがトップに表示されない書籍。
タイトルだけで手にしました。オーム社の坊ちゃん選書と言う事で、理科好き中高生向けになっています。

東京理科大学小林宏助教授に対して科学ジャーナリストの石川憲二氏が質問すると言う体裁をとっており、内容的には大変読みやすいものの、ちょっと深みにかけると言うか補足が欲しいな、と思うところもしばしば。例えば、顔ロボットのコンセプトをパクられた話が出てくるのだけど、小林先生の愚痴だけでなく工学的な比較とかビジネス的な比較等も出てくればもっと面白かったかな、と。

で、本書では小林助教授の生い立ちやロボットを志した経緯、研究者になってからの歩み、現在開発中のロボットについての説明、そもそもロボットとはなんぞやと言う問いに対する小林先生の考えなどが分かりやすく書かれており、成程、これなら中高生にも分かりやすいと思った。

小林助教授は割とアンチ二足歩行な方で、こう言う研究にももっと陽が当ればなあ、と思う。これは余談だが、元カーリング選手や棋士、元野球選手に同姓同名の人がいるのでネット的にはちょっと損しているんじゃないかな、と思った。

あと、巻末でもいいので、関係するサイトのURLを記載しておけばいいのに、と思う。

関連サイト

Kobayashi Lab.
日本ロボティクス

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ロボット技術者になるには

松下のパワーアシストスーツに関する記事について

とりあえず、Michael Kanellos記者はもう少し勉強した方がいいのではないか。
松下電器、高齢者や障害者を補助するロボットを披露 - CNET Japan コメントを見る
松下電器のこれらのロボットは同社が最初に作ったロボットからはかけ離れたイメージのものであり、同社が「アメリカンスタイル」のロボットの開発に一歩歩み寄ったことを示すようにも見える。
 米国の消費者向けロボットは対照的に、実用性を重視して設計されたものが多く、床のふき掃除をするなど(iRobotが販売する「Scooba」など)、あまりおしゃべりはせずに黙々と作業をこなすものが多い。
この昔からある"日本はヒューマノイドor二足歩行/米国は機能重視"と言う単純な色分けは何とかならないものだろうか。

松下はお掃除ロボットのプロトタイプを万博に出展しているし、そもそも今回のパワーアシストスーツは3年前から開発を表明している。

News:松下、“パワードスーツ”開発で新会社 コメントを見る  
 松下電器産業は6月6日、「ウェアラブルパワーアシスト技術」を研究する新会社「アクティブリンク」を設立したと発表した。人体にアクチュエータを装着して筋力を補助する“パワードスーツ”の実用化に取り組む。  
( 2003年6月6日)

日本でもクローラーを利用したもの、車輪を利用したもの等多種多様なロボットが研究されており、iRobotのRoombaのクローンも幾つか存在する。

と言うか、Roomba(及びその派生品)以外のアメリカのコンシューマー向けロボットって何があるんだろう?

なお、上記松下のロボットについてはimpressの記事が一番参考になると思う。
第33回国際福祉機器展レポート コメントを見る
介護や福祉はロボットの応用領域として必ずあげられる分野だ。ここではロボット技術に関係があるものに焦点をあてて紹介する。
CNET Japanは何らかのアドバイスもしくは補足をしてあげればいいのにと思った。無い物ねだりだろうけど。

マネキンロボット"Palette"がパリデビュー

すっかり忘れかけていたのですが、マネキンロボット"Palette"がパリデビューするとのことです。
BCNランキング :: 新製品 :: 日本SGI、パリの森英恵展でマネキンロボがモデルに起用される コメントを見る
日本SGI(和泉法夫社長)は10月2日、フランス・パリで10月6日−27日に開催されるファッションデザイナー・森英恵さんの展覧会「HANAE MORI RETROSPECTIVE」に、マネキン型ロボット「Palette(パレット)」がモデルとして登場すると発表した。
日本SGIのプレスリリースはこちら。 発表時にはすぐにでも実用化商用化されそうな雰囲気を漂わせていたのですが、案外見ないものです。。。ってユニクロとかそういうところばかり見ているせいかも。東京のファッションビルじゃ当たり前に存在しているんかな?

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マネキン型ロボット"Palette"

ムラタセイサク君2006

今年もあのムラタセイサク君が帰ってくる!
村田製作所、坂道も登れる「ムラタセイサク君」を発表 コメントを見る
 株式会社村田製作所は、自転車ロボット「ムラタセイサク君」の新モデルを、10月3日より幕張メッセで開催されるCEATEC Japan 2006の同社ブース内で公開すると発表した。
CEATEC Japanのたびに出てくるなあ(笑) 今度は坂道も上れるそうです。リニューアルされた公式サイト&ブログで多数の写真が見れます。どうやら同社のキャラクターとして出世したようです。
ムラタセイサク君|HOME コメントを見る
ムラタセイサク君|セイサク君ブログ コメントを見る
昨年のブログも残っていますが、新しいサイトの方へも移したようです。それならせめてRSSをリダイレクトしてくれよ、と思う俺はRSS脳。

さてさて、新しいムラタセイサク君はどんなパフォーマンスを披露してくれるのか、今から楽しみです。

CEATEC行けないけどな。

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ムラタセイサク君

ロボットの動画

baby_touchさんが面白い動画を紹介していました。
Robot.Mとの優雅な平日:ロボットニュース【英語で日本のロボットを紹介するblog"ROBOTS DREAMS"と,ビール】! コメントを見る
で,私が一番気に入ったのはこの記事,私には当たらなかった『本生ロボッ庫』の紹介です.当たった幸運な方がYouTubeにアップした映像がついているので,それを見てプルトップの開け方をじっくり検討.
"本生ロボッ庫"ちょっと欲しかったんだけど、普段あんまりビール飲まないしな、と言うことで応募はスルーしていましたが、こうやって動画を見ると面白いですね。確かにこぼれてるこぼれてる(笑)。アクセス数が7万超えていてスゲー!と思ったんですが、本家Gizmodoで紹介されていたんですね。
Asahi Beer Robot - GREATEST INVENTION EVER - Gizmodo コメントを見る
It's been a good run of smartphones and mp3 players, but today I stumbled across the greatest invention of all time and no longer have interest in any other technologies.
こういうことがあるから動画って面白いですね。

もう一つ、ビールを注いでくれるロボット(というかマニュピュレイター)の動画も紹介されていましたが、こちらは見覚えがある……そうそう、モダシンさんが紹介していた奴でした。

あと、ロボット動画を探している人は、森山さんのチャンネルを購読しておくといいですよ。
YouTube - Broadcast Yourself. - Robots & others コメントを見る

YouTubeを利用するロボットベンチャー"ZMP"

先日ボーランドがYouTubeに広告をポストして話題になりましたが、同様にYouTubeを利用しようと試みる日本のベンチャーをご紹介。
ZMP INC. - the world's first robot venture company. コメントを見る
YouTube - Zeromomentpoint Channel コメントを見る
先日miuroの発表に関するエントリーでコメント欄にて教えてもらったのですが、オフィシャルなのか、それとも誰かが勝手にやっているのかの判断が付かず、問い合わせてみたところ、ZMPによる実験的なもの、と言う回答をいただきました。

実際のところ、ZMPの様なベンチャーにはYouTube(もしくは他の動画サイト)での広報活動は適していると思う。ZMPが提供するのは今までにないジャンルのものだし、製品情報のみならず使用方法の提案とかも必要だし。かといってマスに流すには対象が限られてるし。

まだまだ投稿された映像数は4つ(nuvo×2、miuro×2)と少ないですが、今後に期待したいと思います。

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家庭向け人型ロボット「nuvo」発売開始
自律移動可能なロボットオーディオプレーヤー"miuro(ミューロ)"
YouTubeとGoogle Videoを比較してみた
広告メディアにはまだ早い? - "YouTube"の愛しさと切なさと心強さと
YouTubeの広告プログラム

第九の日

photo
第九の日 The Tragedy of Joy
瀬名 秀明
光文社 2006-06-21
評価

by G-Tools , 2006/09/18

瀬名秀明氏による『ケンイチくんシリーズ』の第2弾。前作『デカルトの密室』の前のエピソードとなる"メンツェルのチェスプレイヤー"の他、"モノー博士の島"、"第九の日","決闘"の4篇からなる中短編集となる。

読書好きの人ならピンときたかもしれないけど、ポォ、ウェルズ、クィーンへのオマージュとなっている。正直言うと、クィーンに関してはBK1の説明読むまで気がつかなかったけど。

本書も『デカルトの密室』と同様、"知性"や"意識"とは何か?と言うテーマが根底に流れており、そう言った事柄に関して知的好奇心が無い人には少々取っつきにくいかもしれない。特に、『第九の日』にはそれにキリスト教まで加わるから尚更。
そう言えば、いっとき瀬名氏のブログでやたらC・S・ルイス(ナルニア国物語の作者)が取り上げられていたが、本書を読めばそういう事だったのかと言うのが分かる。
また、現代テクノロジーのちょっと先のテクノロジーを取り扱っておりで、例えば、『決闘』ではBMI(ブレイン・マシン・インターフェース)が取り上げられている。そう言った意味でSFと現代小説の境界辺りに位置しているのかな、と思う。

『第九の日』は終わり方がちょっと救いが無い感じで、これで終わっていたらちょっと読後感がよろしくなかったが、『決闘』で救済された感じ。個人的には『決闘』が一番好きな一遍。ちょっとそれまでとは毛色が違うけども。

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デカルトの密室
ロボット・オペラ
科学の最前線で研究者は何を見ているのか

"ロボットミュージアム in 名古屋" 10月12日にオープン

robot museum logo

ロボットミュージアム in 名古屋のグランドオープンが10月12日と発表になりました。

「ロボットミュージアム in 名古屋」、10月12日オープン コメントを見る
 9月14日、株式会社アイディーユーと株式会社ジャイロウォークは、10月12日に名古屋市中区でオープン予定の「ロボットミュージアム in 名古屋」の施設計画概要について、丸ビルコンファレンススクエアにて記者会見を行なった。
プレスリリーフはこちら。PDFなのでご注意を。
「ロボットミュージアム」10月12日(木)グランドオープン。 コメントを見る

ピア、ローソンチケット等でチケットの前売りも開始したようです。また、オープン企画として、「robotlab(ロボットラボ)」展を開催するとのこと。

そんなわけで、仕事休んで駆けつけようと思っています

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"ロボットミュージアム in 名古屋" 10月上旬にオープン
ロボットミュージアム in 名古屋

自律移動可能なロボットオーディオプレーヤー"miuro(ミューロ)"

miuro ロゴ nuvo等で知られるZMPから新しいロボットが発表になりました。 その名は"miuro(ミューロ)"自律移動が可能なオーディオロボットです。

miuro コメントを見る
自律移動し音楽を奏でるミュージックロボット「miuro」--iPodとも連携 - CNET Japan コメントを見る
人型二足歩行ロボットの開発・販売を行うゼットエムピー(ZMP)は8月31日、ライスの代表取締役でもあるアートディレクターの原神一氏やKENWOODと共同開発した自律移動型ネットワークミュージックロボット「miuro(ミューロ)」を発表した。
ZMP、iPodを搭載可能なロボット音楽プレーヤー「miuro」を受注開始 コメントを見る
「miuro」は重量5kg、全長34cm。2輪で自律移動するステレオ・ミュージック・プレーヤー。名称は「Music innovation based on utility robot technology」の略称。「ロボット技術により新しい音楽の楽しみ方を提案していきたいという思いを込めた」という。
ZMP、自律移動可能なロボットオーディオプレーヤー コメントを見る
付属のリモコンで操縦が可能なほか、リモコンに備える「center」ボタンで、リモコンに対して正面になるように自動で回転する「スウィートスポット (正面位置)自動補正」機能も備える。また、自分で再生する音楽に合わせてリズミカルにダンスを踊ったり、イルミネーションを点灯させることもできる。
:: ロボコンマガジン編集部員日記 | 音楽を楽しませてくれるロボット「miuro(ミューロ)」 :: コメントを見る
今日はZMPの発表会でした。ZMPといえば、二足歩行ロボットのイメージが強いと思うんですが(PINOやnuvoを発売している企業ですし)、今回は二足歩行ではありません。卵形のものが割れて、中からまた卵が出てきてるような、そんなデザインです
Robot Watchでは動画も見れます。また、Act on TVでプロモーションビデオが試聴可能です。
世界初!家中どこでも高音質オーディオ - Act On TV (by RECRUIT) アクトオンティービー
最適なリスニングポイントに自ら移動するオーディオというのはなかなか面白いコンセプトですし、iPodと接続可能であったり、無線LANを利用してMac/PC内の音楽を聴ける機能(AirTunes/Windows Media Connect)もナイス。iPod用のスピーカーを物色中の俺にはなかなか惹かれるロボットです。

が、108,800円という価格がなあ。

これが半値だったら即注文していたのに。カメラ及び各種センサーを搭載し、自分で部屋の地図を作り…という機能からこの価格は理解できる。が、オーディオのためにここまでお金をかけたくないというのが俺の本音。

多分、初回限定年内出荷の500台は捌けると思うのだけど、継続してビジネスとして育てるのであれば、早期の低価格化を期待したい。

更に言えば、ロボット機能を省略した廉価版を出してくれないかなあ。開発に協力したケンウッドからでもいいんだけど。

あと、プロモーションにAct on TVを使うのはどうだろう?nuvoの発売時も使っていたけど、既に削除されてしまっている。どうせなら、YouTubeやGoogle Videoのようなサービスを利用した方がいいのでは?と思う。

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家庭向け人型ロボット「nuvo」発売開始

Robotics D2V-ZN

Engadget Japaneseに面白いロボットが。
D2E Robotics D2V-ZN:プログラマブルな逆関節二足ロボ - Engadget Japanese コメントを見る
韓国のスタートアップ企業D2E Roboticsが全高30センチの二足歩行ロボ"D2V-ZN"を発表、10月から韓国内で発売するとのこと。
逆間接の二足歩行ってあまりないですよね……思いつくところでTOYOTAの"i-foot"ぐらいかな。ちなみに"i-foot"は鳥脚型と称されていたわけだけど、工学的にはどういった名称が正しいのだろう。詳細を求めて、D2E Roboticsのサイトを探したんですが、いくらググっても見あたらない。

10月に発売されるようなので、その頃改めてチェックしよう。

それにしてもこのフォルム、ガンヘッドを思い出す。が、うろ覚えなんでこれはこれでググってみたが映像資料が少ないなあ。

【追記】

DVDの発売が決まったので追記。
東宝、実写ロボット映画「ガンヘッド」を初DVD化 コメントを見る
東宝株式会社は、'89年に公開された実写巨大ロボット映画「ガンヘッド」を2007年2月23日に初DVD化する。価格は6,300円。

 本編の収録時間は約100分。ディスクは片面2層で、映像はビスタサイズで収録している。本編ディスクに特典映像として、メイキングや静止画の資料集、予告編などを収録する。

 また、封入特典として劇場公開時に発売され、現在は廃盤になっているサウンドトラックCDを復刻したものを同梱。永井真理子による主題歌「TIME -Song for GUNHED」も収めている。さらに、解説書も付属する。
photo
ガンヘッド
高島政宏
東宝 2007-02-23

by G-Tools , 2006/10/27

ロボットミュージアム in 名古屋

robot museum logo

ロボットミュージアム in 名古屋の公式サイトが出来ていました。

ロホットミュージアム in 名古屋 コメントを見る
開園前と言う事もあり、まだコンテンツは充実していませんが。

なんと人材募集も開始しており、30名ほど募集するようです。

募集しようか…と一瞬だけ考えました。

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"ロボットミュージアム in 名古屋" 10月上旬にオープン
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