ソフトバンク、世界最大のSNS「マイスペース」日本語版を開始--ニューズグループと合弁で - CNET Japanソフトバンクは11月7日、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「MySpace」の日本版「マイスペースジャパン」のベータサービスを開始したことを正式に発表した。
ソフトバンク、「マイスペースジャパン」日本版でSNS市場に参入先日の日本語テスト版では準備中だった問い合わせもしっかり実装されていました。恐らくソフトバンク側の準備が整ったのでしょう。資本金と資本準備金はそれぞれ5.9億円で、設立は11月中旬を予定。代表取締役社長には香山誠氏が就任するほか、取締役はソフトバンクの孫正義氏、宮内謙氏、News Corporationのピーター・チャーニン氏、MySpace Inc.のクリス・デウォルフ氏らが務める。
今更ソーシャルネットワークの一つや二つ増えたところでさほどインパクトはありませんが、俺は欲望が肯定的に扱われている点において。MySpaceの事を割と気に入っています。
メディア企業をバックにしたミュージシャンとのつながりによる疑似宗教的なところや、プロフィールに独身や既婚、子供が欲しいかどうか、参加の目的にデートがあるなど、もう欲望バリバリですよ。こう言ったところがどれほど受け入れられるのか、非常に興味津々です。
で、気になるソフトバンクの他のサービスとの競合関係及び本家MySpaceの提携関係のねじれなどについてImpressの記事で詳しく書かれています。
ソフトバンク、「マイスペースジャパン」日本版でSNS市場に参入ふーんてな感じですね。米Yahoo!のYahoo!360°ではなく、日本独自のYahoo!Daysにしたのもこの提携を見込んでの事かなあ、と邪推したり。正直な話、Yahoo!Daysは儲かりそうにないからなあ。 もう一つ気になったのはなぜマードック氏は孫氏と手を結んだのか。また、Yahoo! JAPANとして提供しているSNS「Yahoo! Days」については、「Yahoo! JAPANとMySpaceが提携できる可能性があるかは今後話し合いを進めていく」と説明。「Yahoo! JAPANは広告売上やオークション、ショッピングなど総合デパートのようなサービス形態。一方でMySpaceは世界ナンバーワンのSNSであり、 SNSを中心に事業を展開していく」との違いを示した上で、「お互いに強力できる部分はいろいろな可能性があるのではないか」とした。
正直、MySpace(とその親会社NewsCorp)ならソフトバンクと提携せずとも十分ビジネスを展開できたのでは、と思う。それに対して孫氏の答えは。。
Broadband Watch編集部ブログ: 孫社長が語る「海外サービスが日本で成功する秘訣」思わずプライスラインは?って突っ込みたくなるほどの自信ですが、日本では例外的にYahoo!がGoogleを上回るなど、ソフトバンクの実績は否みようがありません。ショッピング分野など未だナンバー1になれない分野もありますが。孫氏によれば、イーベイが成功しなかったのは「ソフトバンクがYahoo! JAPANをやっていたから」。 イートレードについても「ソフトバンクが日本でやったから成功した」など、海外サービスのローカライズには並々ならぬ自信を伺わせました。
テクノロジーのみならず、コミュニティビジネスと言うものはどうしても地域性に左右される部分が多いので外国のものそのまま持ってきても成功するのは難しい。サイワールドをはじめ、韓国で成功したモデルを輸入したサービスの多くが苦戦していたりします。
日本語化されたとはいえまだまだ米国っぽさを色濃く残しているMySpaceですが、その辺りのソフトバンクの手腕にも注目ですね。