果たして2000年間で最大の発明とは?
ジョン・ブロックマン氏の主催するメーリングリスト、"エッジ"(現ライブドア)において、1997年に出された”過去2000年間で最大の発明は何か? "と言う問いに、エッジ(現在WWEで活躍中)に参加の高名な技術者・科学者・研究者からの回答を集めて編纂した書籍。(一部冗談が含まれます)
ドーキンスや、ミンスキー等(実は他の人のことは知らない)らが、それぞれの立場で回答を寄せている。代表的なものは、「(グーテンベルグの)印刷機」「経口避妊薬(ピル)」「原爆」「テレビ」「コンピュータ」「望遠鏡(レンズ)」
少し変わったもので、「乾草」「あぶみ」
そして結構多くの人が、条件を無視して2000年以上前のものや、発明というより発見とか思考法とか、思想なんかをあげている。また、まぁメンツからして仕方ないことかもしれないのだけど、西欧寄りの見方に偏りがみられるのがちょっと気になる。
どうしても、何か一つの発明をあげるとすると、その発明の前提となった発明に言及しなければならない。例えば、「コンピュータ」をあげるとトランジスタや電気に遡及するし、地動説をあげれば、望遠鏡に、そしてレンズに行き着く(そしてガリレオ以前に地動説を唱えたギリシャの哲学者に)。
結局のところ、この問いに対する回答はあとがきに集約されている。
全ての発明は、過去の様々な発明に依存する。我々は全て巨人の肩の上の方から眺めているに過ぎないってことだね。
俺は常々、「思想が社会を変えるのではなく、技術革新によって変わった社会に名前を与えるのが思想だ。」つまり世の中を変えるのはいつだって技術だと思っているので、かなり興味深く読んだ。
久々にお薦めしたい本なんだけど、BK1では取り扱ってないようだ。楽天にも見当たらなかったが、amazon.co.jpでは大丈夫のようだ。
hReview by tomozo , 2008/05/22

- 2000年間で最大の発明は何か
- John Brockman 高橋 健次
- 草思社 1999-12






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