一昨年、昨年とWebサービスの栄枯盛衰をつらつら眺めていて『ログからナウへ』というキーワードが降ってきたのでつらつらと書き綴る。

Future is mild : 2009年度閉鎖しそうなサービス予想結果
- ポータル時代 まず、最初にポータルの時代があった。これは中央集権的で、即ち『管理人(Administrator)』がいてコンテンツを集積管理している様な構造。コンテンツもディレクトリと掲示板と言った案配。ポータル戦争と言われたこの時代の勝者は、圧倒的にYahoo!だった。
- ログの時代 Movable TypeやBlogger等のサービスにより、個人・団体による多くの情報が発信されることになる。これらの多数の断片にリンクによる重み付けをして横断的に検索可能としたGoogleが台頭席巻する。
- ポータル→検索
- 集権的メディア→ブログ,Flickr,Youtube等の参加型メディア
- ディレクトリ→フォークソノミー(folksonomy)
- ナウの時代 移動体通信技術の進歩と端末の進化により『いつでもどこでも』インターネットが拡大することによりいわゆる"リアルタイムWeb"の時代になる。logよりもStatusが重視される。一定期間に渡る評価よりも、瞬時の共感が重視される。FacebookとTwitterがネットの中心となり、連動するサービスによりエコシステムが構築される。Weblog的なサービスもTumblrやPostrousの様な繋がりと即時性がより重視されるものが主流となっていく。瞬間的な話題の消費が促進され、テレビ番組やスポーツの【実況】や診断メーカー的なものが人気を博す。
- 検索→タイムライン
- blog→tweet
- Flickr→instagr.am
- Blogger→Tumblr
- 検索連動広告→フラッシュマーケティング
そして【ログ】を評価するソーシャルブックマークや、ソーシャルニュースが人気を博す。
また、マーケティングも従来よりもより瞬間的なものが増えていく。
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