うへぇ、キモい、と思いながら頁をめくった。
Future is mild:インターネットの法と慣習 かなり奇妙な法学入門
何がキモいってこの本全編バッドノウハウと言うか、どうやったら訴えられないか、どうやったら訴えれるか、っていう着眼点でばかり書かれているから。著作権法の理念とかそう言うのは一切顧みられない。編集者も出版社の社員とは思えないレベルですね。野党の党首を侮蔑するAAを出したり(P.114)。
あと、牧野弁護士はフリーソフトウェアとかオープンソースとかちゃんと理解しているんだろうか、と言う記述が目立つ。ネットの著作権と言えば最近じゃクリエイティブ・コモンズ略してクリコモなんか外せないと思うんだけど、P.131のコラムを読む限り、なんか変な理解をしているとしか思えない。P.175のコラムも。P.177では「2ちゃんねるにGPLを適用できるか」なんてあって吹いてしまった。この本は日常的に権利侵害を行なっていて、同時に自分の権利だけはしっかり主張したい人にはいいかもしれないけど、それってうへぇと思うのですよ。
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