ライブドアが中間持株会社ライブドアフィナンシャルホールディングス(LDFH)の売却を決定しました。
ライブドア、全金融事業を投資会社に551億円で売却 - CNET Japan コメントを見る
ライブドアは11月22日、全金融事業を投資会社に売却すると発表した。譲渡金額は実質551億円。金融事業はライブドアの利益面を支える屋台骨だったが、一連の「ライブドア事件」が影響し、売却を余儀なくされた。
売却先は"APFH"( 投資会社のアドバンテッジパートナーズLLPが運営・管理する投資事業組合などの出資を受けた本件譲渡のための受け皿会社)。買収額は175億7700万円+貸付債権376億円で、実質551億円とのこと。

ライブドアユーザーとしてはやっと決まったかと言う感じ。なんというか、本業が別にある企業が金融事業に手を出して、そっちの収益が大半を占めると言う現状は極めて不健全と言うか、むしろ害の方が強いと見ているので、今回の金融事業売却には諸手を上げて賛成です。例えば楽天なんかも迷走を始めたのは金融事業を始めた辺りからと言う印象を持っているし、ソニーもまた然り。あくまで本業の"補完"程度の事業に留めるべきでしょう。金融事業ってそんなに甘いもんではないと思いますし。
そう言った意味で、金融事業に手を広げているトヨタの今後には注目しています。

あと、振り返るとライブドアの躓きはイーバンクとの提携が拗れた辺りにあるんだなあ、と思う。

で、ちょっと不思議なのはライブドアの金融事業の構成。
ライブドアフィナンシャルホールディングス(LDFH)のコーポレートサイトの関連会社を見ると、ライブドア証券、ライブドアクレジット(消費者金融)、ライブドアコモディティ(先物取引)、ビットキャッシュ(ネット決済)の名前が並んでいるわけですが。その他、ライブドアカード(休眠)、セシールクレジットサービス、英極軟件開発有限公司(これだけはライブドアに譲渡)。CNETの記事では8社束ねていると書いてあるけど7社しかないじゃないか!

ライブドアフィナンシャルホールディングス(LDFH)が株主の100%を占めるライブドアファイナンスのことなんだろうか。

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