歴史は二度繰り返す、一度目は悲劇として、二度目は喜劇として。
J-CAST ニュース : NHKに取り上げられた 女子大生のブログ炎上 コメントを見る
個人のブログに商品や映画の感想を書いてもらいPRする「口コミマーケティング」。その現状が2006年11月3日のNHK「ニュースウォッチ9」で放送されたところ、「企業から金貰って提灯記事を書いてるブロガー」と決め付けられ、ニュースに登場した女子大生のブログが大炎上した。PRを仕掛けた企業のホームページには「誤解を解きたい」とするコメントが載るなど大騒動になっている。
パーマリンクにリンクを張らない炎上大好きなブロガーのJ-Castさんがデジャブを感じるエントリーを挙げています。
単なる個人のブログだと思って見ていたのが、実は企業のヒモ付きだった事を知った人達は、この放送を見て裏切られた気持ちになったのだろう。ネット上にはカキコミが氾濫し、坊農さんのブログや、「口コミマーケティング」をしていた企業のサイトは大炎上した。
広告屋のサイバーエージェントのやっているブログサービスの特設ブログを"企業の紐付き"じゃないという人がいると言う認識に非常に驚き裏切られた思いでいっぱいです。 ちなみに取り上げられた坊農氏と株式会社ナレッジパークのエントリーはこちら。
取材を受けて。|Tiara Girl編集長 コメントを見る
先日あるメディアの取材を受けました。

そして、その放送内容が取材時とあまりに異なることに驚きました。
無駄な改行が多すぎる。
株式会社ナレッジパーク - KNOWLEDGE PARK - 一部報道に関して コメントを見る
昨日放送されたニュース番組で、弊社所属のカリスマ女子大生ブロガーに関して、誤解を招く内容が一部ありました。そちらを踏まえ、今後誤解がありませんように、以下に弊社のブロガーに対するポリシーを記載致します。
それにしても構造がNHKを発端にしている点もふまえこちらとそっくり。
【B面】犬にかぶらせろ! - 「特報首都圏」ブログ特集、その後の騒動について コメントを見る
ブログをプロモーションに活用するビジネスで月に100万くらいの収益を挙げているという内容のナレーションとともに、映画配給会社から依頼を受け、映画の宣伝のためのレビューを請け負っているという場面が放送された。

青山さんが、複数の人気主婦ブロガーを集め「映画を観ていないが役者に注目している」とか「あえて批判っぽく書く役」といった具合にレビューの打ち合わせを行なっている映像だ。

この光景を見て、当然騙されたと感じた読者などから本人のブログに批判の声が集中。大半のコメントは削除されてるけど、一応こんな感じ。
ナレッジパーク社はステルスマーケティングを排しているという点で、同業他社代表的な例で言えばPress@blogに比べて遙かにマシな感じを受けた。ただ、世の中には文脈だけでなく文章も読めない人間が増え、"ネタ"と大書していてもマジに受け取る人がいることを鑑みると、おそらくどれだけ説明書きを加えてもこのような騒ぎは繰り返されて(ネタとしてメタとして)消費されていくのだろうと思う。
実際に騒いでいる人というのは本当に問題視しているわけではなく、"叩いてもいい相手"を見つけて欣喜雀躍狂喜乱舞している連中か、そもそもNHKの報道を冷静に批判できない連中なわけだし。
そもそも、ナレッジパークは自社の案件を公表しているしね。
まあしかし、こういう騒ぎを繰り返さないためにも米国口コミマーケティング協会(WOMMA)みたいな団体が必要なんじゃないだろうか。

関連リンク

ブログに金を払ってエントリー書かせたほうが結局マーケティング的効果は薄いのではないか?:[mi]みたいもん! コメントを見る
「旅行びと日記」日記: ナレッジパークの炎上騒ぎはちょっと可哀想すぎ コメントを見る

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Future is mild:「商品やお金がもらえるなら」、自分の Blog に広告記事を書く――9割以上