珍しいグーグルで検索してもAmazon.co.jpがトップに表示されない書籍。
タイトルだけで手にしました。オーム社の坊ちゃん選書と言う事で、理科好き中高生向けになっています。

東京理科大学小林宏助教授に対して科学ジャーナリストの石川憲二氏が質問すると言う体裁をとっており、内容的には大変読みやすいものの、ちょっと深みにかけると言うか補足が欲しいな、と思うところもしばしば。例えば、顔ロボットのコンセプトをパクられた話が出てくるのだけど、小林先生の愚痴だけでなく工学的な比較とかビジネス的な比較等も出てくればもっと面白かったかな、と。

で、本書では小林助教授の生い立ちやロボットを志した経緯、研究者になってからの歩み、現在開発中のロボットについての説明、そもそもロボットとはなんぞやと言う問いに対する小林先生の考えなどが分かりやすく書かれており、成程、これなら中高生にも分かりやすいと思った。

小林助教授は割とアンチ二足歩行な方で、こう言う研究にももっと陽が当ればなあ、と思う。これは余談だが、元カーリング選手や棋士、元野球選手に同姓同名の人がいるのでネット的にはちょっと損しているんじゃないかな、と思った。

あと、巻末でもいいので、関係するサイトのURLを記載しておけばいいのに、と思う。

関連サイト

Kobayashi Lab.
日本ロボティクス

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