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ガンプラ開発真話
猪俣 謙次 加藤 智
メディアワークス 2006-03-17

by G-Tools , 2006/09/20

Amazon.co.jpのレビューとか見る限りそんなに評価高い訳じゃないけど、俺は楽しんで読めた。もろガンプラ世代だし。

内容はと言えば、ガンプラ前のバンダイの模型事業と、版権を得るまでの苦労話やボックスアート関連、ブーム後の生産や営業の苦労話と言った、どちらかと言えばバンダイの功績を褒めそやすための本。元々、新工場設立記念に関係者に配る本を、と言う企画だったらしいし。

どう見ても労働基準法違反だろうよ、と言うような労働条件等を割と美化しているけど、それをさっ引いても面白かった。
本の中で登場する、模型屋を見張る少年ってもろ自分たちだったわけで。少年時代の「事件」を大人の目でまとめ上げた感がする。
受けたのが、「プラモ狂四郎」の中の、ザクの足首の関節が曲がらないエピソード。 ちょうど連載中に読んだ俺としてはこれがちゃんと取り上げられていることがうれしかった。

いつか、静岡のバンダイホビーセンターを訪れたい、と読後に思った。