なんと、株式会社はてなが米国に進出です。
機能変更、お知らせなど - はてなプレスリリース - 株式会社はてな、米国シリコンバレーに子会社設立。世界的サービスの展開へ コメントを見る
株式会社はてな(代表取締役:近藤淳也/東京都渋谷区)は同社設立5周年前 日となる2006年7月14日、Hatena Inc. を100%子会社として米国シリコンバレー、 Los Altos 市に設立、近藤淳也が同代表に就任することを発表しました。
はてな、シリコンバレーに子会社を設立 - CNET Japan コメントを見る
最初に手がける事業が何かについては、まだはっきり決まっていないと近藤氏は言うが、「現在のサービスの国際化および新規サービスの開発などを含め、1年以内には何らかの成果を出したい」としている。
最初は、はてなはWEBサービス提供事業者なのだから、日本にいても英語サービスを行えばいいのでは?と思ったのですが、次のインタビュー記事を読んで、なるほど、そういうことかと得心しました。
ITmedia News:はてな、アメリカへ (1/3) コメントを見る
スターウォーズ登場人物の過酷な生き方を見て思った。「東京でぬくぬく暮らしてる場合じゃない」。はてなの近藤社長は、社員を日本に残してアメリカに渡る。目標は「はてな村を世界に」。
「東京に来て社員が増え、いい会社と言ってもらえて、収益が出るようになって……。ちょっと、ちやほやされているなぁという感覚がある。ぬるいというか、甘えが出ているなと」
ネットの世界標準が生まれる場所で、厳しい環境にあえて身を置き、戦いを挑む。「新しく起業するぐらいの意気込みで頑張りたい」という。究極の目標は、「『はてな村』を世界標準に」。
世界に日本を見せ付けたいという。「いつもアメリカのコピーで終わっているとしたら悔しいじゃないですか。日本のネット業界が、世界に認められるようになってほしい。とにかく何か1個は、日本から世界に認めさせたい」
普通の会社にはなりたくない。“変”なまま、規模を拡大していきたい。目指す姿をあえて挙げるとすれば、Googleだ。「楽しそうで、上司のグチとか言ってなさそう」だから。

「あの人数になって、まだぼくたちが『いいな』と思える製品が出てくるということが、Googleの組織の良さを現してるなぁと思っていて」
なお、インタビューの模様は、近藤社長のブログ上でMP3ファイルとして公開されています。
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正直、正気の沙汰とは思えませんが、日本のネット企業が米国で成功した事例は皆無。サイボウズが米国に進出したもののあえなく失敗していたり。それだけに今までの常識が当てはまらないはてなと言う企業が何かやらかしてくれるんじゃないかと漠然とした期待だけはあります。それでも、それでも近藤なら何とかしてくれる!

なお、既にhatena.usと言うドメインを取得済み。

とにもかくにも、未知の世界に飛び込む近藤社長にエールを送りたいと思います。