子供たちに科学教育を教えるロボット科学教育の鴨志田氏がロボット技術の最先端にいる28人と対談すると言う内容。第一部は早稲田大学高西淳夫氏、千葉工業大学未来ロボット技術研究所(furo)古田貴之氏等おなじみの面々が生い立ちやロボット工学と関わるきっかけ、現在の研究、ロボット観について語る。
第二部が面白かった。現在ロボットベンチャーが幾つかあるが、テムザック、ヴイストン等に現在のビジネス、将来の展望について聞いている。Robot Watchのインタビュー企画と併せて読みたい。あと、AIBOに関連する項目は、涙なしには読めない。
第三部は、ロボット事業を推進する自治体の担当者、福岡や大阪市の取り組みについて。どのような思いを抱いて、どのように取り組んでいるか。あと、東北大学の教授達による座談会が面白かった。ダンスパートナーロボットについてを読みながらにやにやしてしまった。前半は、以前読んだ"ロボット技術者になるには"と非常に似通っていたが、後半以降のロボットビジネスや、自治体の取り組みについての項はかなり新鮮。特にテムザックがロボットビジネスに関わるきっかけなど興味深い。
現在と未来のロボット工学に興味がある人にはお薦めの一冊。
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