既に旧聞と化した感もあるのですが、マイクロソフト社の創業者にて会長兼CSAのビル・ゲイツ氏が退任を表明しました。
バトル・オブ・シリコンバレー/Pirates of Silicon Valley
MS会長B・ゲイツ氏、2008年7月に事実上の退任へ - CNET Japan一つの時代の終わりを感じますね。またGates氏はただちに、最高技術責任者(CTO)のRay Ozzie氏にチーフソフトウェアアーキテクトの座を譲ることも明らかにした。また、アドバンストストラテジおよびポリシー担当チーフテクニカルオフィサーのCraig Mundie氏をチーフリサーチ&ストラテジーオフィサーに就任させ、リサーチやインキュベーションの業務を担当させるという。
俺にとって最初のマイクロソフトはMSXでした。それから時は流れ、大学生の頃にはWired誌を愛読してたのでマイクロソフト=悪の帝国史観に染まり、独禁法裁判、アップルの復活、グーグルの台頭の中で、マイクロソフト観は急速に改善されていったわけだけど。彼の著作も二冊ほど読んだし。
今後は、慈善活動に注力すると言うことで、この分野での評価もそれなりに高いので、益々のご活躍と発展をお祈りします。参考リンク
古川 享 ブログ - ビルゲイツの話関連エントリー
ビル・ゲイツ本を読むバトル・オブ・シリコンバレー/Pirates of Silicon Valley
余談
しかし、ビル・ゲイツがらみの話でもっと西和彦氏が出てくるかと思ったがそうでもないね。目についたところではFujiSankei Business iぐらいか。FujiSankei Business i. 総合/ビル・ゲイツMS会長08年引退(2006/6/17)これも時代の変化かな。ビル・ゲイツ会長と親交のあった西和彦・尚美学園大学大学院教授の話 マイクロソフトのようなハイテク系大企業の運営は大変難しい。これまでにうまくいった例がないといっても過言ではないほどだ。ビル・ゲイツ氏が引退すれば、経営も集団指導体制に移行することになる。
しかし、課題は後任となるソフト開発の最高責任者がどこまではっきりとした自己主張を展開でき、かつ、統率力を発揮できるかということだろう。米IBMは、創業者であるトーマス・ワトソン氏の引退後に集団指導体制へと移行、その後も大きく発展した。ゲイツ氏も、このIBMの例を参考にしているように思う。
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