CSで放送していたのを録画していたのを先日見ました。結論から言うと、すごくいい映画でした。
うん、ほんと良い映画を見たなあ。
もっと、イデオロギー臭のする映画かと思っていたら、これは親子愛を描いたものでした。とにかく、主人公アレックス(ダニエル・ブリュール)の献身ぶりが凄まじい。父が亡命した後の茫然自失の母を知っているだけに、店舗から消えた東ドイツの食材を再現したり、職場の同僚と偽ニュースをつくったりと。新しい生活を始めた姉と衝突したり、父の亡命の真実を知って苦悩したり。俺にはとても真似できない。
嘘ニュースを作成する映画マニア友人デルマ(フロリアン・ルーカス)や、デモがきっかけで知り合った恋人ララ(チュルパン・ハマートヴァ)も素晴らしかった。
途中、あり得ない低空飛行で運ばれるレーニン像の映像が印象的だった。 最後は、悲しいはずなのだが、妙に爽快感があって、自然と笑みがこぼれた。うん、ほんと良い映画を見たなあ。
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