feedpath Banner 以前、"Enigmaプロジェクト"と言うコードネームで紹介したサイボウズの新サービスですが、1月30日に"feedpath"と言う名称でβサービスが開始しました。その頃から登録はしていたのですが、BloglinesのOPMLをフォルダ別に取りこめなかったり、動きが緩慢だったため、しばらく様子見をしていました。厳しい評価を投げ掛けるブログも幾つか目にしました。しかし、徐々に使い勝手も高まってきました。

"feedpath"と言うのは所謂RSSリーダーですが、"Web2.0"を標榜しているだけあって、ただフィードを読むだけでなく、ここのフィードにタグを付ける事によって他の人と情報を共有できるところに特徴があります。 この辺り、何度か取り上げたRojoに似た感じですね。Rojoと異なり、日本語のタグもきちんと通るのが嬉しいところ。って当たり前ですが。
その他、RSSを配信していないサイトの更新もチェックできる機能もあります。

個人的な使用感としては、
  1. サイトに複数のタグ付けが出来ない。
  2. 大量のFeedを展開する際にもたつく。
  3. Feedの展開/閉じると言うのは最初に設定できる方が良い。
  4. 未実装の並べ替え機能を早く!
と言ったところ。大きな不満は無く、必要な機能も一通り揃っているが、現状ではBloglinesなどの先行組からの乗り換えにはちょっと厳しいか。また、Yahoo!やはてなの様にベースとなるユーザーを抱えていないので、feedpathならではの機能が必要になるのでは、と思う。

また、今後の要望・提案としては

  1. Digg.comの様な投票機能。
  2. テクノラティのリンク検索や、ソーシャルブックマークサービスとのマッシュアップ
最近では、RojoがMojoと言う投票機能をはじめたので、そんな感じのものがあれば面白いんじゃないかな?と思う。

なお、feedpathは"in the era of Web 2.0"とある様に、永遠のβ版として常に改良を加え続けると言う事を小川COOが表明しているので、今後の改良に期待。現時点では結構未実装の機能も多いけど(笑)。

また、先日次のような発表がありました。

フィードパス株式会社(Feedpath,Inc): サイボウズの連結子会社、ブログエンジンがWeb2.0プロジェクト「feedpath」を統合し、社名を「フィードパス株式会社」に
サイボウズ株式会社 (本社:東京都文京区 代表取締役社長: 青野 慶久 (戸籍名: 西端 慶久) 以下サイボウズ) の連結子会社、ブログエンジン株式会社 (本社: 東京都文京区 代表取締役社長: 津幡 靖久 以下ブログエンジン) は「フィードパス株式会社」に社名変更し、本日4月3日 (月) から本格的に業務を開始することを発表いたします。また、サイボウズが1月30日 (月) に一般公開したWeb2.0 (注1) 型新サービス「feedpath(フィードパス)」 を統合し、今後はフィードパス株式会社が事業主体として運営していくことを発表いたします。今回の事業統合により、フィードパス株式会社は、イントラブログシステム「blogengine」シリーズの企画・開発・販売事業及びコンシューマ向けWebサービス「feedpath」の企画・開発・運営事業を行います。
ブログエンジンがWeb2.0プロジェクト「feedpath」を統合、社名も「フィードパス」に - CNET Japan
 フィードパスは事業統合により、blogengineのノウハウを生かしたコンシューマ向けブログツール「ウェブ型ブログエディタ」を2006年 5月よりfeedpathに実装する。ブログエディタは、ウェブ上から複数のブログの記事投稿や管理が同時に可能となるアプリケーション。
と言うわけで、会社のサイトはこちら。

フィードパス株式会社(Feedpath,Inc)

Cybozu.netが似た感じだったと思うのですが、"読む"→"書く"と言う一連の流れがfeedpathだけで出切るようになるわけですね。livedoor blogも含まれているので期待です。

あと、BlogPeopleと組んで"BlogPeople loves Feedpath"と言うキャンペーンも開始されました。
Modern Syntax : BlogPeople loves feedpathが始まりました。
BlogPeopleでリンクリストを作成している人はリンクリストをOPML形式で保存したものをそのままfeedpathに読み込むことができます。「RSSリーダーってよくわかんない」って人もこれを機会に是非RSSリーダーの世界を体験してみてください。
トラックバックピープルに話題も出来ているので、Feedpathについて書かれた方はトラックバックをしてみるといいんじゃないでしょうか・・・・ってまだ2件ですね。

feedpathについて - トラックバック・ピープル

なお、FeedPathのロゴにあるバーコードの数字は地球の赤道上の円周で、世界を相手にしていくという、野望の大きさを表現しているモノとのことです。
Feedpath Team's Web: トリビア: Feedpathのロゴ