前々から噂はありましたが、遂にSONYがエンターテイメントロボット事業からの撤退を発表しました。

SONYからの発表はこちら

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ソニーグループ2005年度第3四半期の業績発表にてご案内させていただきました通り、この度、AIBO本体の生産を、2006年3月をもって終了させていただくことになりました。同商品の販売につきましても3月生産分の在庫がなくなり次第、終了とさせていただきます。
元々、2005年5月11日(AIBO販売6周年)までの予定でありながら、昨日まで続けられていたAIBO開発者ブログも終了となります。
So-net blog:AIBO開発者Blog〜北品川の仕事場から〜:お客様へ大切なお知らせ コメントを見る
なお、本日をもちましてAIBO開発者Blogの更新を終了させていただきます。Blogそのものにつきましては、1月末をもって削除されます。
今までアクセスいただきましたみなさま、コメント、トラックバックをいただきましたみなさまに厚く御礼を申し上げます。また、これまでエンターテインメントロボットAIBOにご興味、ご支援をいただき、誠にありがとうございました。重ねて御礼を申し上げます(AIBO開発者Blog担当、開発者一同)
ソニー、ロボット事業から撤退--ウォークマンの国内生産も中止 - CNET Japan コメントを見る
 ソニーは1月26日、アイボやQRIOといったエンターテインメントロボット事業を撤退すると発表した。
本業であるエレクトロニクスが不振のため、事業内容を見直す、というのは経営としては至極真っ当な判断だとは思うものの非常に残念。結局、昨年9月30日に発表されたハニーブラウンを以てAIBOの6年半にわたる事業は終了。併せて二足歩行ロボットQRIOも開発中止と相成りました。
ソニーのようなグローバルな大企業が、このような先の見えない、いつ収穫できるか分からない事業に投資し続けるのは難しい時代なのでしょう。

そしてもはや、SONYは"未来"を作る企業ではなくなったのでしょう。

ただ、願わくは、今まで培ったパテント、ノウハウまでも捨てないで欲しいと言うこと。日本にはヴイストンやZMP、テムザックなど、ロボットを本業としているベンチャー企業が色々ある。是非、彼らへの技術移転を通じて、今後ともロボット産業へのコミットを続けて欲しい。
あと、開発者ブログやオフィシャルサイトは今後とも残してもらえないだろうか?貴重なアーカイブなだけに。

是非、経営陣にはこの慟哭を読んで考えてもらいたい。

さようなら、AIBO&QRIO

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