圧倒ではないか、我が党は
今年から投票所が小学校から新築された支所の講堂に移ったわけだが、今までの選挙より参加する人が多い気がした。
まあ、そういう感想を抱いたのはこの記事を読んだからだけど。
即ち"少数派=既得権にしがみつく勢力"vs"俺たち多数派"と言う図式を描き、それを受け入れさせたこと。例え、その多数派というのが幻想かもしれなくとも。ブロガー・メルマガ発行者を集めて懇親会を開いたのもその図式の 逆に民主党は総花的なマニフェスト選挙の限界を垣間見せてくれた。やっぱり大事なのはキャッチーな合い言葉だよな。実質を伴っていなくても。
まあ、どんな内容で、どれほどの効果があったかは不明だけど。
と、言うわけで自民圧勝、民主惨敗。小泉自民が勝つとは思っていたがここまで差が付くとは思わなかった。マスコミの世論調査通りであったなあ。
俺は昼前に投票をすませた。今年から投票所が小学校から新築された支所の講堂に移ったわけだが、今までの選挙より参加する人が多い気がした。
昼間諸々の用事を済ませた後、サンマとビールを用意して満を持して選挙速報に挑んだわけだけど、初っぱなから出口調査で与党300議席という予測が出てびっくらこいた。
そういえば、事前で自民有利の世論調査結果が出たとき、"アナウンス効果"で自民が不利と見る向きもあったが、蓋を開ければ世論調査通り。現在は判官贔屓よりも寄らば大樹の陰とばかりに多数派に吸い寄せられる人の方が多いのではないだろうか。強気を助け、弱気を挫く。合い言葉は「努力が足りない」まあ、そういう感想を抱いたのはこの記事を読んだからだけど。
歌田明弘の『地球村の事件簿』: 多数派でいることがメディア社会を生きる道?小泉自民の地滑り的勝利というのは、このような"多数派指向"の人々を巧みに惹きつけ焚きつけることに成功したのだろう。
メディアについて読み書き能力(リテラシー)をつけるにはどうしたらいいのかといった授業をしたときにも意表を突かれた学生のレポートがあった。メディア・リテラシーをつけるには、メディアの言うことを頭から信じず、少数者の言うことに耳を傾けろというのが“常識”だが、「現代の私たちに求められているのは何が正しいかではなく、どうすれば多数派でいることができるか(多数派を誘導できるか)ということではないかと思います」とぬけぬけと書いてきた学生がいた。
即ち"少数派=既得権にしがみつく勢力"vs"俺たち多数派"と言う図式を描き、それを受け入れさせたこと。例え、その多数派というのが幻想かもしれなくとも。ブロガー・メルマガ発行者を集めて懇親会を開いたのもその図式の 逆に民主党は総花的なマニフェスト選挙の限界を垣間見せてくれた。やっぱり大事なのはキャッチーな合い言葉だよな。実質を伴っていなくても。
選挙速報をザッピングしながら見てているとき、テレビ愛知の速報番組に切り替わったとき、記者が、おそらく自民党愛知県連の選対の人に、「今回の選挙では自民党候補の応援にトヨタの幹部の方の姿をよく見ましたが、これは協力がうまくいったと言うことですか?」とシレっと聞いていて、うわ、こいつ空気読めよ、と思ったのだが、自民党の人は淡々と「はい、トヨタグループの応援のおかげで・・・(略)」と言っていた。(うろ覚え)
無党派層は我こそが風を起こした、と思っているかもしれないが、地方の現実ってこんなもんだというのも知っておいた方がいいと思う。まあ、どんな内容で、どれほどの効果があったかは不明だけど。
まあ、それにしても小選挙区制というのは恐ろしい。議席だけ見れば民主惨敗だが、得票数ではこれほど差は付いていない。でも、"民意"として反映されるのは得票数ではなく、議席だ。
俺は二大政党制には違和感があるし、小選挙区制度自体も時代遅れだと思っているのだけど。とりあえず、旧大蔵官僚は笑いが止らないのではないだろうか?
まあ、この結果が今後の政治にどのように反映されるか分からないが、とりあえず、郵政は民営化され、2007年度から緩やかに始まる。まあ、もちろんそのときには小泉首相は宣言通り9月で退任。面倒なプロセスをになう人は誰だろう?今後、地方切り捨ては進むのか?と言われると、上記のような地方の状況があるので、都会の人が期待するような事は起きないのでは・・・そもそも地方に投下したお金は結局都市に戻ってくるんだけどね。あ、地方に切り札があった。電気に税金かければいいんじゃないの?"ぶら下がりは許さない"って言ってさ。ゴミの受け入れにも同様に。
それにしても朝鮮日報が小泉絶賛の社説を掲げたのには驚いた。
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