ITmedia +Dで始まったブログのうち、PCライター小川夏樹氏のブログが小さく炎上中。
Gallionic Private Judgment: 買うな、買うなはもうやめようよ [ITmedia D Blog] コメントを見る
この記念すべき初エントリーで小川氏がなので「買うな」「買うな」「まだ買うな」「もう少し待て」「来年に新しい規格が云々」そういったコメントは極力避けるべき時期に来ていると筆者は思ってます。と、製品の欠点をあげつらって購入をためらわせる記事ではなく、製品を必要とする人に紹介するような記事を書かないとね。

と、まあおよそそのようなエントリーを挙げたところ、わらわらと批判的なコメントが。
"買ってもらう記事=提灯"と言う捉えた人が多いようです。わざわざ、AMDが対インテル独占禁止法訴訟で"インテルが雑誌に圧力をかけた"と言った事を上げている人もいますね。

とりあえず、俺はPC関連の売上が伸び悩んでいるのは、ローエンドの性能がユーザーの要望を越えたためと考えているのだが。

このエントリー及びコメント、それにその他政治絡みのブログとかを読んで思うのは

批判って楽しいよね

って事。

なんのしがらみもないところから、上から見下ろすように批判する。正義は我にあり。自分が偉くなったような錯覚を覚える最高のエンターテイメント。気分いいし、カタルシスも得られるし。何より安全だしさ。

でもなんだか、批判しているつもりで、感情的に非難している様にしか見えない。

ライターも新聞記者も政治家もつまるところは、様々なしがらみを抱えている普通の人間に過ぎないわけで。誤りは誤りで冷静に指摘すればいいと思うし、しっくりこなければしっくりこないところを言葉にして代案・提案を出せばいいと思う。少なくとも顔の見える相手には。

俺は以前、愛知万博のプロトタイプロボット展でヒステリックな非難を書きなぐったけど、サイエンスライターの森山氏はそれに対してちゃんと応対してくれたし、間違いの指摘についてはPC Watchの記事も修正してくれた事がある。

また、BCNランキングの"偏向"を批判した事もあるけど、BCNランキングは回を重ねる事に提案事項を取り入れていったし。

感情的に非難するのは簡単だけど、結局何も生み出さないと思う。折角ネットを通じて繋がっているのだから、積極的に対話と提案を行なっていった方がいいんじゃないかな。

批判の快楽に溺れないよう、自戒を込めて