ズボラ記者が挑戦、「お気楽ポイント生活」はホントにお気楽か? - 日経トレンディネット コメントを見る
やるからには「マイラー」なんか目じゃない。何だかたくさん出てきているインターネット上のポイントサービスをも使いこなす「ポインター」(って犬みたいだけど)目指してやってみました。まずは24時間、普通の生活でどのくらいポイントって貯められるのか。
日経WEB ARENAに24時間でどれだけポイントがたまるのか?と言う佐藤 新記者のレポートが載っていました。正直な話、24時間で貯まるのは雀の涙・・・・・・と言うことを知っているので生暖かい目で読んだのですが。

過程は上記記事を見てもらうとして、24時間後の記者の感想を引用すると、

結局「24」終了時の通算成績はANAマイレージが127マイル、ネットマイルが621マイル、Gポイントが406 ポイント、ポイントメールが2ポイント、アンケート調査会社が10ポイント。金銭価値に置き換えるのは難しいが、1ポイントを1円程度とすると、1日の稼ぎは1200円くらいなり。時給換算すると……。やる気がなくなるのでやめよう。
とのこと。

ポイント/マイルサイトではいかにもじゃぶじゃぶポイントが沸いてくる/降ってくるかのように誘いますが、現実には時間あたりの単価を考えると切なくなるのが現状でしょう。
ちなみに、俺は2001年の夏からポイント生活(笑)を開始。ここ一年の成果は20,980円。

ちょっとポイントサービスについて考察してみる。

ポイントサービスの分類

ポイントサービスは大きく、ポイントアグリゲーション(集約)、広告、アンケートの3つに分類できると思う。

アグリゲーション(集約)NetmileGポイント
広告Pointmailわくわくメール
アンケートマクロミル、Mp@ck

最もポイントが貯まりやすいのがアンケート型。俺のポイント収入の内、44.5%がアンケートサイトからだった。その分手間暇はかかる。広告系は、受信だけでポイントが貯まるのは少数派で、クリックした時点でポイントが加算されるものが多い。大した手間ではないが、しばらく期間をおいてメールを見ると山のように貯まっており、結構うんざりする。

また、広告の一種として、"登録したらポイント/マイル"と言うのも多い。買い物をすればポイントというサービスも多く、AppleStoreの様にショップそのものにはポイントが付かない場合に大いに有効だと思う。ちなみに俺は、PowerBookを購入した際、勇んで逸って直接AppleStoreから購入したため、得られるはずのポイントをフイにしたことを記しておこう。

多くのサイトはこれらの複合型となっている。往々にして複合型の方がポイントは貯まりやすい。ECナビがその典型。

お勧めマイル/ポイントサービス

各サイト毎にポイントやマイルに応じて様々な商品をもらえることが出来る。が、一番嬉しい商品と言えば"現金"。そんなわけでネット銀行で換金出来るサービスが俺のお薦め。ちなみに俺はイーバンクを利用。
ポイントを有効に貯めることを考えると、アグリゲーションサービスは必須。少ないポイントも集計すれば多少は価値が上がるというもの。但し、ネット銀行を利用している場合、直接ネット銀行で換金できるサービスが増えてきたため、手数料を考慮すると直接換金する方がお得。
複数のサービスを利用すれば、その分ポイント取得の機会は増えるが、勤め人で時間にゆとりがない場合はある程度絞ったほうがいいだろう。逆に時間があれば、各サービスのトップページでポイントを取得することが可能なので、そういったところもお勧め。ちょびリッチへそクリック等。

俺のお薦めは、ネットマイル、Gポイント、マクロミル、Mp@ck、ECナビ、わくわくメール、換金できないけど楽天ポイントに交換できるinfoseekポイントかな。

なお、各ポイントの管理には"Money Map"が便利です。

ポイントサービスの展望

あんまり明るくないんじゃないの?と言うのが一利用者としての感想。例えば、Netmileなんかは、始めた当初の2001年頃にはメール一通につき2,3このクリックマイルがあり、しかも一クリックあたりのマイルは20,30マイルほどだった。それがやがて10マイルとなり、数も減り、最近は"スクラッチマイル"と言う、5つのスクラッチに1〜9マイルが割り当てられており、それらを選択する形になっている。つまり実質減。

競合が増えているため、と言うのも理由の一つだろうが、マイルを購入する企業が費用対効果にシビアになってきたのも一因だろう。

広告の傾向としては、圧倒的に消費者金融が多い。これはマス広告が限られているという要因もあるのだろう。当初は武富士、アコム等の従来からの消費者金融が多かったが、やがてモビットやキャッシュワンなどの銀行系、最近はソフトバンクやライブドア系列が多い。

あと多いのが、保険比較系。インスウェブとかそんなやつ。ネットマイルなんかはとうとう自分で参入してしまったほどだから、儲かるのか? 最近はアバターサービスJenkaの広告が多い。一時は毎日のようにCafestaの広告を見たけど。

後発のポイントサービスなどでは出会い系やアダルト系の広告も多い。

総じて、登録者の属性に応じた広告よりも、とにかく数を集めるタイプの業種の広告が多い気がする。

とっくに淘汰は始まっているが、当初の目論見程良くないのではないかなあ、と言う感じ。

今後は、これらのポイントやマイルが一種の仮想通貨として流通するのでは?と言う期待がある。
既にGポイントは電子書籍の購入にしようが可能になっている。アフィリエイトと併せて、投げ銭等の機能を持たせれば一気にブレイクするのでは・・・・・と期待しているのだが。Yahoo!ポイントやlivedoorポイントがその方向に突き進むのかな、、、と思っていたがそこまでは至っていないようだし。
(参考:livedoor blogに投げ銭機能)

念のために言えば、Netmileは以前投げ銭に挑戦したが、頓挫したようだ。時代が追いついていなかったのだと思うが、羮に懲りて膾を吹くことなく、再度挑戦してもらいたいもの。
仮想通貨、と言う観点から言えば"はてなポイント"が最も近い位置にいるような気がする。

なお、同様の期待がH-Yamaguchi.netに書かれているのでご一読を。

H-Yamaguchi.net: ポイントプログラムってマイクロペイメントになるかも

もっとも、各ポイントプログラムが"広告"と言う視点から思考の転換が必要だから難しいのかもしれない。
とか言っているうちに"Google Wallet"に持って行かれたりして。

と、うだうだ書いたが、少なくともアフィリエイトよりは敷居も低いし、お手軽なのは確かなので、時間に余裕があればお試しあれ。

以下広告
WAK2MAIL 懸賞・小遣い ちょびリッチ お得なポイント貯まる!ECナビ