テレビ東京系列"ワールドサテライト"(WBS)にて本日万博からの生中継でロボットの特集"ロボットが店頭にならぶ日"が放送された。ちょっとその感想を。

番組は愛知万博からの生放送。愛知万博にスタジオを構える意味はあまりないような・・・ 正直な話、ちょっと浅いな、と言う感想。まあテレビと言うメディアでは仕方ないのかな、と。 ゲストは、ソニーのエンターテイメントロボットカンパニーの方。名前ド忘れしました・・・・

番組内容紹介

最初は万博のロボット、トヨタやプロトタイプロボット展の紹介。パワーアシストスーツHALを身に付けて喜ぶ小谷さん。鬼ごっこロボットASUKに本気で逃げる小谷さん。

そしてロボットの市場予測
現在は産業用ロボットが主流だが、2010年を境に、介護用、家庭用ロボットが伸びていき将来的には5000億円市場になると言う予測をパネルで。元ネタは経産省の試算だったかな?

家庭用ロボット開発状況
AIBOやWakamaru等の取り組み。Wakamaruは今年中に100〜200万で売り出すそうだ。
家庭にいかに受け入れられるようにするか。

ロボット環境の研究

大阪大学によるセンサーネットワークの紹介。
岐阜県各務原にある"Wabot-House"の紹介。

万博会場で試験運用されているスバル ロボハイターとガードロボiの紹介。

アメリカのロボット

一転してアメリカのロボット産業の紹介。
Roombaで知られるiRobot社とFoster Miller社のTalon(番組中は"Sword"(ソード)と言う名称)
軍事との結びつきの強さが紹介される。
映像は見覚えがある奴だったので、WBSの独自取材ではないのかもしれない。

スタジオに戻って、アメリカと日本のロボット開発状況の違いについてひとくさり。
ソニーの人はその状況についてアニメの影響と宗教観を挙げていた。

番組の内容は大まかにこんなところ。その他、燃料電池搭載の二足歩行ロボット"Speecys-FC"とか。特に目新しいものは無かったなあ。

以下雑感。

感想をひとくさり

アメリカと日本のロボットの違いについてそろそろアニメと宗教を持ち出すのはやめた方が良いのではないだろうか。一見説得力がありそうで、日本でヒューマノイド以外のロボットがあると言う事実を無視していると同時に、欧米でもヒューマノイドを開発していると言う事実も無視している。

影響がないとはいわないが。

見にくい上に英語だが、産総研推薦のサイト"Android World"を見ると、日本以外でも多くのヒューマノイドの開発を見ることが出来る。でもまあ日本が多いけど。

俺の憶測だけど、アメリカのロボットは最大のスポンサーが国防総省のため、必然的にタスク指向と言うか、現行の任務の置き換えを主眼としたものが多いため、既存の技術を利用する傾向が強いのではないだろうか。

対して、日本のロボットは機能指向・技術指向が強いのかな、と。

ただ、メディアの取り上げ方としては二足歩行のヒューマノイドが中心となるため、"日本のロボット研究はヒューマノイドばっかり"、と言う印象を与えているのではないかと。

ちょうど日米のロボット関係者のインタビューがあり、そのロボット観の違いが如実に現れているのでご紹介。

iRobot--ロボット市場のリーダーは語る -CNET Japan
ロボカップ・プレジデントに聞く、「ロボット産業とロボカップの関係」

それにしても、軍事以外のアプリケーションについて真剣に考えないといけない時期なのではなかろうかと。どうも番組で紹介された内容では家庭に普及しないのでは…と思う。