ITmediaニュース:「R2-D2を作りたかった」iRobot創設者、夢への道のり
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掃除機ロボット"Roomba"(ルンバ)で知られる、iRobot社の創設者Helen Greiner(ヘレン・グレイナー氏)にまつわる記事。「スター・ウォーズ」第1作を見て、当時数学好きの11歳の少女だったヘレン・グレイナー氏は、いつか「R2-D2」のようなロボットを作りたいと夢見た。
Roombaは世界でもっとも成功した家庭用ロボットとして知られていますが、そのきっかけがStarWarsだったとは。洋の東西を問わず、ロボットを志す人というのはアニメとかSFの影響大きいですね。もし、彼女がC-3POを作ろうと思っていたらどうなってたんだろ。
しかし、Roombaで始まったと思った同社の歴史は、なんと1990年(当時22歳)から始まっているのですね。その苦難の歴史は同社"History"をご覧ください。当時彼女は22歳だったわけで、流石事を為し遂げる人というのは違うものですね。当初から家庭用ロボットを作っていたわけではなく、最初の製品は多足歩行ロボット"Genghis"。現在スミソニアン博物館所蔵らしいです。また、"My Real Baby"というHasbro社と共同開発したおもちゃもあるのですね。
"iRobot"と言う社名は、やはりアイザック・アシモフの"アイ、ロボット"(旧題"我はロボット"映画に合わせ改題した新訳)に由来するのですね。ちなみに、小説中に出てくるロボット製造会社は"US.Robotics社"。
気になるのは同社の軍事事業。Packbotは同社に5000万$をもたらしたそうです。また、同社はトラクターメーカーと共同で軍事用ロボット車両を開発中です。リスキーな家庭用ロボットより、需要の安定している軍事用に傾倒しなきゃいいなと思ったり。
おそらく、この仕事の最もやりがいのある点は、米軍が導入した150台のPackBotのおかげで安心感が高まったと感じているイラク駐留の米兵からポストカードをもらうことだろうとグレイナー氏は語る。でも、同社の"history"には軍事用ロボットの記載はないんだよね。 それはさておき、軍事用技術が家庭用に還元されるという予測もあり、これからに期待ということで。
ところで、"Talon"は実戦配備されたのでしょうか?
最も成功を収めたロボット企業iRobot社ですが、やはり立ち上げから今に至るまでの道は決して平坦でなかったようです。
同氏がiRobotをアングル氏、CTO(最高技術責任者)を引き受けたMIT教授のロドニー・ブルックス氏とともに興したとき、3人は午前10時30分に始業し、夕方前にオフィスのソファで昼寝をして、それから機械工場で午前3時まで働いていた。で、現在の彼女は
同氏はボストンから20マイル西のウェイランドにある乱平面作りの自宅を掃除するために、3台のRoombaを持っている。独身の同氏は、自宅で過ごす余暇の多くを読書やガーデニングにあてている。とのこと。ちなみに、CNETのニュースによると、
ロボットを開発するiRobotの共同創業者Helen Greinerの目には、技術者の男性こそ、魅力的に映るようだ。「私は頭の良い男性が好き」と彼女は言った。「これまでに付き合った男性はみんな、エンジニアか科学者よ」(Greiner)
閑話休題。
クリスマス商戦で健闘し、またモップ搭載"Scooba"を発表する等好調な事業を続ける同社の今後が楽しみです。
「これは採用できる分野がたくさんある新しい技術だということを人々に理解してほしい。iRobotで、われわれは素晴らしい最初の数歩を進んだ」そういえば、イタリアの学生がR2-D2作ってましたね。
「しかし、それはこの業界が実現できる氷山の一角だ。限界は想像力だけだ」
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