スパイウェア対策強化の「ウイルスバスター コーポレートエディション 7.0」:セキュリティ - ZDNet Japan コメントを見る
トレンドマイクロは4月11日、スパイウェア対策を強化した企業向け総合セキュリティ製品の最新版「ウイルスバスター コーポレートエディション 7.0」を5月18日から出荷開始すると発表した。

正直、"ええ?!もう?"と言う感じのアップグレードですが、現行バージョンの6.5が発売されたのは去年の夏なのですな。俺が客先ウイルスバスターコーポレートを5.5から6.5にアップグレードしたのは3月31日の夜なのですが。

スパイウェア対策強化と謳われていますが、スパイウェアのリアルタイム削除には別途オプションの"ダメージクリーンナップサービス"が必要なのでご注意を。なお、単体でも、検出・隔離は行ってくれます。

機能的には、ウイルス対策、スパイウェア対策を行い、サーバからパターンファイルのアップデートを行ってくる等、複数のPCを管理するのに非常に適しています。もう単体のウイルスバスターを配布して、イントラネット上にパターンファイルをおくとか、そういうことはやめましょう>情報システム部門

また、現行バージョンの6.5からクライアントOS/サーバOSの両対応となっており、管理コンソール画面から、区別することなく管理可能です。もういい加減ServerProtectインストールして納入するのはやめろ>サーバ屋

但し、苦言を一つ。

わかりにくいライセンス

バージョン6.5より、クライアント/サーバを一つのシステムで管理可能となっているのですが、わかりにくいのがライセンス。クライアント管理はコーポレートエディションのライセンスなのですが、サーバも管理しようとすると"Client/Server Suite"(通称クラサバ)としてのライセンスが必要となります。
クライアント100台で、サーバ5台を一つのサーバで管理使用とすると、
コーポレート(アドバンスド)×100+Client/Server Suite×5=\944,550
ではなく、
Client/Server Suite×105=\1,123,500
となり、差額が\179,000となるわけです。
(一般ライセンスで計算)
トレンドマイクロは、ウイルスバスターコーポレートエディション7.0の発表に伴い、ServerProtectの販売を12月で中止するという。しかし、このようなライセンス体系は非常にわかりにくい。ソフトは同じで、アクティベーションコードで機能制限をかけるだけなのだから、ライセンスも簡素化して分かりやすくして欲しいもの。

※この件については、後日トレンドマイクロサポートと話をする予定。内容によっては修正します。


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