新聞社もRSSフィード活用へ、読者増の切り札となるか | WIRED VISION コメントを見る
だが既存のいくつかの新聞社は最近、そうしたニュース収集プログラムに相手のやり方で対抗しようとしている。新聞社独自のニュースリーダーを提供しようというのだ
livedoor,gooに続きYahoo!がMy Yahoo!にてRSSリーダ機能を提供する昨今、ニュースを提供する側もRSS/ATOMフィードを活用する動きにでたようだ。

Wiredニュースを引用すると

『ロサンゼルス・タイムズ』紙や『デンバー・ポスト』紙、およびイギリスの『ガーディアン』紙は間もなく、単体で機能するニュースリーダーの提供を始める。このソフトウェアを利用すれば、当該新聞のウェブサイトだけではなく、競合紙のサイトのニュースも読むことができる。
言葉汚く言えば、フィードを餌に集客し、自社ニュースの露出を高め、ひいては広告に利用しようという魂胆なのだろう。現在、いくつかのポータルサイトがやろうとしていることを、ニュースサイトとしても狙っていくと言うことか。 またまた引用を。
一方ロサンゼルス・タイムズ紙は、ソフトウェア会社のコンセンダ社と共に、独自のニュースリーダーの開発を進めている。コンセンダ社のザビアー・ファーガソン最高経営責任者(CEO)によると、各新聞社は、対象を絞り込む「ターゲット広告」を通して収入増を図る目的でニュースリーダーを活用するようになるという。

日本でも、例えばIBC岩手放送いわてポータルバーというソフトを配信しているのは同様の狙いと思われる。また、レッドクルーズビジネスモデルも同様か(こっちはRSSリーダー側からの攻めだけど)。

先日のRSSへの広告配信しかり、しばらくはRSS/ATOMフィードによる金儲け話が盛り上がることでしょう。 個人的には、夏頃に否定的な話が出て、盛り下がった後に本格普及に至るような気が(根拠は全くありません)。

ライブドアvsフジの戦いで"ネット企業"vs"既存メディア"の様な構図が書かれたけど、互いに互いの領域に足を踏み込み徐々に融合していくのだろうな。

参考リンク

RSSフィードにお金のにおい--ベンチャーキャピタルも注目する新勢力 - CNET Japan

お勧め本

少し古いが最近読んだ本。既存メディアとブログの関連、今後が気になるならご一読を。
ネットは新聞を殺すのか-変貌するマスメディア
国際社会経済研究所 青木 日照 湯川 鶴章
NTT出版 2003-09-25


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