ゲイツが我が家にやって来る(後編):インタビュー - CNET Japan
1/20更新と予告されていたゲイツのインタビューの後編が1/18日に出ていたよ。。 (→前編についてのエントリー)。 また、興味深い箇所をピックアップ&ツッコミ(ツッコミどころ満載)。
ゲーム事業について
ゲームに関しては・・・・現状の日本におけるXBOX事業の惨状(シェア2.7%、ある調査によるとファミコン以下)を考えるとどうなのだろう?まあ、次世代機の実機が出てからの判断になると思います。
ブラウザについて
Firefoxをダウンロードする人が増えているという人がいます。それは事実ですが、その人たちのPCにはIEもインストールされているはずです。 Firefoxは新しいツールですから、試してみようと思う人はいるでしょう。そういう人は一定数存在します。ダウンロードするのは簡単ですからね。IEはOSの一部だからね。
最高のブラウザの座を維持するためには、常にIEを革新し、アドオンを開発し、改良を加えていかなければなりません。IEに関しては、わくわくするような計画をいくつかあたためています。ユーザーの何割かはFirefoxとIEの両方を試し、優れている方を使うでしょう。俺もその一人。Firefoxの方が優れていると言う結論に至りました。ワクワクするような計画がどのようなものかは分かりませんが、Longhornと一緒に出るのでは?少なくとも最新のIEはXP SP2とセットでしか提供されません。
われわれほど、ブラウザのセキュリティに投資をしている会社はありません。われわれがいいたいのは、とにかく自動アップデートを有効にして欲しいということです。ちなみに、XP2にアップグレードすると、自動アップデートサービスが"自動"でないと、Windows Update(v5)でエラーが出ます。専門家は、ActiveXとJavaScriptをオフにすることを勧めています。
検索について
われわれの研究はいずれ、当社やGoogleが現在提供している検索を、冗談のような代物に変えてしまうでしょう。こうした研究成果の多くは OfficeなどのアプリケーションやWindowsのシェルに組み込まれる予定です。デスクトップ検索についていえば、私の知る限り、どのレビュー記事も当社のツールをGoogleのそれよりはるかに高く評価しています。冗談について。MSNサーチ(β)で"ゲイツ"と検索すると"がんばれゲイツ君"がトップに表示されるとか。
Longhornでは統合がさらに進み、共通のインデックス形式が採用されるでしょう。われわれはLonghornにユーザーが円滑に移行できるよう、デスクトップ検索でも同じインデックス手法、同じインデックス形式を採用するつもりです。Longhornへの移行はきわめて円滑なものとなるでしょう。
デスクトップ検索ソフトに関して言えば、Google Desktop SearchよりMSN Desktop Searchの方が機能的には上と言っていいでしょう、現時点では(比較について述べたエントリーはこちら)。どちらもβ版ですが。ちなみに、俺は"Copernic Desktop Search"が現時点のベストなデスクトップ検索ソフトと思う。
OfficeやWindowsへの組み込みというのは当然の帰結と思われ。何でMSN提供のツールバーがOutlookに組み込まれるのか。 WinFSは延期されちゃったけどね。
知的財産権について
今は現代版の共産主義者ともいうべき人々が、様々な口実で音楽・映画・ソフトウェア製作者のインセンティブを取り除こうとしています。こうしたインセンティブは存在するべきではない、というのです。レッシグ教授があきれた発言。また、随所で話題になっているようです。おそらく、"copyleft"(コピーレフト)も、"Creative Commons"(クリエイティブコモンズ)も混同しているのでしょう。なお、このWeblogはクリエイティブコモンズのライセンスのもと公開されています。 まあ、せいぜいプラグイン特許訴訟頑張ってください。
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