IBMのPC事業売却交渉--焦点は中国市場とThinkPadか:ニュース - CNET Japan コメントを見る
IBMといえば1980年代にパーソナルコンピュータ関連のビジネスにお墨付きを与えたことで有名だが、その同社がPC部門の売却交渉を進めているという話が浮上。この動きが業界再編につながる可能性が出てきた。
ITmediaニュース:PC事業売却はIBMにとって「賢明な選択」か? コメントを見る
IBMがPC事業を売却するとの報道に、一部アナリストは「ソフト・サービスを重視する戦略に沿ったもの」と評価する見解を示している。だが「PC部門の売却は愚行。中国ベンダーとの提携強化の方が可能性が高い」との説も。(IDG)
ITmedia ライフスタイル:日本の「パソコン」はどこへ行く? (1/2) コメントを見る
日本のPCメーカーはAV機能を搭載することで、“PCの危機”を乗り越えようとしているが、それがかえって“PCの不必要さ”を浮き彫りにしているように見える。では日本のPCメーカーはどこを目指せばいいのだろうか?
 "IBMがPC事業をLenovo Group他に売却する交渉をしている"という報道後がながれ、ThinkPadユーザーのみならず、多くの人が関心を示している中、売却は賢明でないという意見も。

 また、その報道から小西信良さんが「日本の「パソコン」はどこへ行く?」と言うコラムを書かれています。

 賛成意見としては、同社にとってPC事業は利益に乏しく、また2位に大きく離された3位というポジションは魅力的でない。よって、PC事業を売却し、サーバ事業やコンサル等の利益率が高くIBMが強い分野に集中すべきだというもの。
 反対意見としては、顧客に提供できる製品が狭まり、IBMの高品質なPCを望む法人顧客を失う可能性があるというもの。
 俺としては、一般ユーザーと乖離することによる技術力の低下があるのでは、という気も。SGIの二の舞になるような。
 個人的には、製造及び一般向け販売をLenovoに委託し、法人向けの販売をIBMが担当、開発は折半という形の合弁あるいは提携がいいのでは、と。(そう述べているアナリストもいるし)
 一方小西さんのコラムでは、日本のパソコンは機能を追加することにより差別化を図ってきたが、日用品となりつつある現在、機能を引くという差別化もありなのでは、ということ。
 その意見には激しく賛成。OS+ドライバだけの1パーテーションのHDDを搭載したシンプルなPC欲しいのです。現行のメーカー製PCは(ビジネス向けモデルも含め)不要なソフトがありすぎると思う。新しいPCでまずやることが、不要なアプリケーションのアンインストールというのは馬鹿馬鹿しい。これはOSにもいえることだけど。
 ふと思ったのだが、SUNの様にサーバ+NC(ネットワークコンピュータ)というシステムを売るのもいいかも。PCで最も高いOSの分コストを下げれるし。
Sun Microsystems - Sun Java Desktop System 概要

おまけ(間違い)
CNET
(誤)デスクトップのNetvistaシリーズは
(正)デスクトップのThinkCentreシリーズは
製造委託したときはNetvistaだったけど、“Thinkストラテジー”に基づいてブランド名変更してたりする。
IBM ニュース - Japan 2002-11-07 オートノミック・コンピューティング時代に向けたPC事業の新戦略
小西さんのコラム
(誤)一見するとまるでDVDレコーダーのようなルックスの「Mebius TX」は、同社デスクトップ機としては実にX68000以来の再参入となるのではないか。
(正)シャープは2001年度にデスクトップPCから撤退。
そのころの製品は、こんなの。
液晶デスクトップパソコン コーポレートモデル[PC-DJ85L]

【12/24追記】

小西さんは既に修正されていました。Cnetの方は・・変わらず。