「仕事でパソコン、家でもパソコン」--IT技術者が悲鳴:ニュース - CNET Japan コメントを見る
McCaulleyのほかにも、ウイルス感染などのトラブルで家族や友人から助けを求められるIT技術者は多い。実際、コンピュータマニア向けの掲示板であるSlashdotには先ごろ、このような話題に多数のコメントが寄せられている。
意外というか、やはりというか"無料サポート"担当という方は相当に多いらしく、Cnetのトラックバックの他、各所で散見されます。
 俺も、両親、妹夫婦、友人、後輩、会社の同僚及び顧客の無料サポート担当状態です。

 月一回ほどのペースで実家に行っては、WindowsUpdate及びMcAfeeのウィルス定義ファイルをアップデート。妹夫婦がネットにつながらないと言うので見に行ったら、アクセスポイントの番号が変更されていた。「ぁ、そんな葉書が来てたな。」と妹夫婦。友人がネットに繋がらないというので、深夜に訪問。アクセスポイントの番号が変更されていた。「おー、葉書が来てたは、確か。」。時間が時間だけに奥さんが少し怖かった(友人は平然としていたが)。後輩からウィルスメールが断続的に来るので、感染していることを電話で指摘したら、その後対策について2時間以上電話サポート。そのと最も印象的な言葉が「WindowsUpdateってなんでスか。」

もっとひどい目に遭っている人もいる。

ぶまの見る世の中:■友人・親戚のPCトラブルを頼まれる人@こちら、無料出張サポートセンター
酷い人は、私に任せて自分は別のことをしている人もいます。私は、去年24時間近くある友人の家のPCを修理していました。で、体を壊してしまったのです。
とのこと。お疲れ様です。
どういう訳か、無料奉仕なのに、直らないとものすごく責められたりするのですよね。業を煮やして自分でやると、結局次も呼ばれてしまう悪循環になるし(てかなっている)。

 世の中には、「自分で出来るようになることよりも、出来るやつを知ることが重要だ」的考えが蔓延している、あるいは「自分で技術を取得するより、その技術を持っている人間を雇う(あるいは利用する)。」スタンスの人がいかに多いと言うことか。(「自己責任」が流行語大賞候補なんてちゃんちゃらおかしいと思う。)

米国ではPC/家電販売に、デジタル製品の修理・アップグレードや問題解決の専門家を用意する家電量販店が増えている、そうです。

【コラム】シリコンバレー101 (108) 米ホリデーシーズン、あげたい物リストの1位は意外にも…… | ネット | マイコミジャーナル コメントを見る
有名なところでは、全米最大手のBEST BUYの「GEEK SQUAD」。白黒模様のビートルで街中を走り回っている。彼らは、インターネットの接続やネットワーク構築、さらにはユニバーサル・リモコンの設定まで、デジタル家電に関するあらゆるトラブルを処理してくれる。現在、650店舗に配備されており、同社ではトラブルシュートや修理から6億5,000万ドルの売上げを予想している。また、ライバルのCircuit Cityも「IQ Crew」というトラブルシュート専門チームを用意、通販中心のDellも出張サービスを開始するなど、競争が激化している。
だ、そうです。確か、日本でも同様のサービスを行うベンチャーがあったと思うのですが、業績はどうなのでしょうか。Apple小売店のジーニアスバーも類似サービスとしてあげられるのかな。
ちなみに、クリスマスギフトに人気なのは、上記サービスで利用出来るギフト券だとか。
そして、1位は家電量販店の「ギフト券」である。ショッピングに使えるギフト券もあるが、最近人気なのはGEEK SQUADのような有料サービスに使えるギフト券。好意的に受け止めれば、多くの消費者がデジタル家電の導入に挑戦している証拠と言える。だがやはり、「有料サービスのギフト券を送っておけば、贈り物としては間違いない」と誰もが考えるぐらい、デジタル製品はまだまだ使いこなすのが難しいのが実情なのだろう。

もっとも、Cnetの記事にはこんな記述も。

 無償で奉仕してくれる知識の豊富な親戚がいるのに自分の財布のひもをゆるめる人はいない。Slashdotには、コンピュータを組み立てて親戚や友人に販売する副業はあきらめた、とのコメントもあった。「いつまでもタダで技術サポートを提供するのはうんざりだ。感謝祭の休暇で実家に戻っても、週末の約 10時間を友人や家族のコンピュータの修理に費やす」という。
やれやれ。こういうことだから、こういう行き違いが生じるのでしょうね。