会社にて、ウイルスバスター 2005の配布が始まったので、(会社での)サポートが終了した2002のままなのもなんだかなぁ、と言うことでインストール。

定義ファイルの更新の手間を考えれば、ウィルスバスターコーポレートエディションSymantec Client Securityを導入すべきだと思うが。

 ちなみに、自宅のモバイルPCではノートンシステムワークス2001を使用。毎年ウィルス対策に金を使うってのは馬鹿らしい。ソフトウェアの売り上げトップ10にセキュリティソフトが常連ってのも変な話だ。ソースネクストじゃないが、ウィルス対策のためにPCか使うわけじゃなかろうに。

インストールは問題なく終了。動作にも特に問題はみられない。強いて言えば、会社PCはWindowsXP SP2なのだが、セキュリティセンターになんの表示も現れないことだけか。個人的には必要としていない機能なので問題なし。

VB2005にはアンチウィルス、パーソナルファイアウォール機能に加え、スパイウェア検出機能も付いているので、ものは試しと検索をかける。

俺に限ってスパイウェアなんぞインストールしているわけがない、と思っていたら、早速何か検出。

スパイウェア検出?

spyw_coolsrch.A
spyw_savekeys.A

この二つのスパイウェアが検出されましたとさ。 早速駆除しました、ウィルスバスターがなければ気づかなかったところ。ありがとう、トレンドマイクロ。
ってそんなわけないだろう!

詳細を見ようとしても、トレンドマイクロのデータベースにはそんなスパイウェア登録されてません。ググッてみても、はっきりした答えは無し。トレンドマイクロに問い合せた回答待ちというのが散見されるぐらい。

きっと、また誤検出じゃないの?まあ、今回は影響範囲も限られているし、そんなに怒れるほどのことはない。

内容から推測するに、Firefoxのモジュールの一部ではなかろうか。あくまで憶測だけど。
さらに、その後業務用のアプリケーションをインストールしようとしたら、その中で使われている自在眼SDKのインストール中に、”ウィルスによるレジストリの改変”を検出しましたとさ。ウィルス名は"KLOG_IZKLOG"
これもきっと誤検出でしょう。

 まあ、トレンドマイクロには厳しいことを書きましたが、いずれ直ることを期待しています。他人に迷惑をかけないためにも、ウィルス対策の一つや二つはしておきましょう。未だにnetskyだのが飛んでくるのはうんざりです。
 ただ、ウィルスソフトを過信しないこと、セキュリティベンダーの言うことを鵜呑みにしないことが肝要です。ソフトが完璧である保証もありませんし、彼らもまたビジネスですからね。対策ソフトを入れて、毎日アップデートしていれば大丈夫ってもんでもありません。

少し古いものの、ブロードバンドwatchにウィルスバスター2005とノートンインターネットセキュリティ2005の比較記事が載っていたので、参考までに。

清水理史のイニシャルB 第122回:シマンテックとトレンドマイクロの最新セキュリティ対策ソフトに見るセキュリティポリシーの違い

【11/04追記】

トレンドマイクロのウィルスデータベースにSPYW_SAVEKEYS.Aの情報が。
但し、記載されている作成されるファイルとレジストリに該当するものはありませんでした。

【11/15追記】

結局、SPYW_COOLSRCH.Aは検索対象から外された模様。
TrendMicro:SPYW_COOLSRCH.A - 概 要
このウイルス名のウイルスは実際には不正な活動が認められなかったなどの理由により、現在リリースしているパターンファイルではウイルス検出を取りやめております。このウイルス名のウイルス検出があった場合にはパターンファイルなどを最新の状態に更新して再度ウイルス検索を行ってみてください。
不正な活動が見られないウィルスって・・・ウィルスと言うべきなのか?パターンファイル2.246ではまだ見つかります。