ナウの時代の雄と言えばダントツにTwitterな訳ですが、2007年頃日本において流行始めた頃、インスパイアをうけたサービスが多数登場しました。また、その後もGoogleやYahoo!のような大手からも同様のサービスが登場しました。

Twitterの仕組みや見た目が恐ろしくシンプルで分り易く見えた故に、手を出しやすかったのでしょうか…。当時は国産サービスがケータイと絵文字に対応した同様のを作ればすぐにTwitterを超えそうなんて声も聞こえていました。
そう言えば、こんなニュースもありましたね

ねとらぼ:ひろゆき氏が「Twitterクローン」開発中 - ITmedia ニュース コメントを見る コメントを見る

そして2007年から2008年頃のTwitterと言えば、恐ろしく不安定でしばしば長期にわたりダウンし、大きなイベント毎に落ちるのが恒例となっていました。(落ちても落ちなくてもTechCrunchのネタになっていましたね)
通常なら利用者の大移動が起ってもおかしくないはずなのに…

特にWassrにはtwittrを上回る勢いが感じられたのですが… Googleに買収されたJaikuはそのまま鳴かず飛ばずでオープンソースへ(サービス自体は継続)、Pownceは閉鎖、流行の要素を多数取り入れたlivedoorの野心的なサービスnowaも終了、Twitterキラーの最右翼とみられていたFriendFeedはFacebookに買収された後やはり鳴かず飛ばず状態。現在も継続しているサービスも少なくないが、決して明るい未来が待ち受けているように見受けられません。。

不思議なのは、閉鎖したサービスも含め、Twitterキラーと言われるサービスがいずれもTwitterより高機能であったとことです。画像投稿はもちろん、todoやカレンダー機能等もあり、多くの人が『Twitterにこんな機能があれば便利なのに』と思いつく機能の多くを実装していました。まさに痒いところに手が届くおもてなし…けれどもそれこそがTwitterを越えられなかった要因なのかも、と考えたりします。

自分のようなログ時代の思考のオールドタイプはついつい、カレンダーが付いて日付から発言を遡り、キーワードでつながってお絵かきできれば楽しいと考えがちだが、これらは結局余計というか、瞬間的な『繋がり』においては余計な装飾だったのかもしれません。

そんな中で注目すべきは『アメーバなう』ではないでしょうか。

Amebaなう(アメーバなう) コメントを見る コメントを見る

アメーバなうは、他のTwitterクローンと異なり2008年のTwitterを下回る機能、ログを残さない仕様等他のサービスの失敗からよく学んでいることが伺えます。また、アメーバピグも含め、2008年頃のTwitter並に頻繁にメンテナンスを行う等、Twitterの成功を上手くなぞっている感もあります。国産Twitterクローンの中でも突出したのも頷けますね…!

しかし、Twitterを始めたあの頃は政府機関や政治家がTwitterやるなんて全く思いもよりませんでしたよ…

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