ロボLDK コメントを見る
「くらしの中で、こんなことができたらいいな、便利だな」というストーリーを提案してください。そして、その特徴的な部分を約3分間の発表時間の中でロボットを使って表現していただき、その独自性、完成度などを競います
こんな催しが9月3日に開催されたようです。主催者は神奈川県。ちなみに、神奈川はロボット産業の育成に力を入れている地方自治体の一つです。

最初、Robot.Mとの優雅な平日機械屋大学生日記@はてな(もしくは旧livedoor版)でこのイベントを知った(気がするのですが改めて検索しても引っかからないから幻覚を見たのかもしれない)のですが、どんなイベントか想像も付かなかったのだけど、PC Watchに森山氏のレポートが。

ロボットを身近な存在に コメントを見る
ロボLDKはロボットのいる暮らしをイメージし、ドラマ仕立てで暮らしのなかの一場面を表現するコンテスト。将来、こんな形でロボットがいたらいいな、こんなことあんなことがロボットでできるといいな、というシナリオを競うもので、一般ユーザーによる参加体験型イベントだ。
なるなる。これは逆にロボット工学を学ぶヒトにはピンとこないイベントかも。ユーザーというか生活者からのこんな風に使えたらいいな、と言うアイデアのコンテストですか。

限定的ではあるものの、wakamaruロボリアの一般販売が開始された現在、このような使い方を模索する試みってこれから重要かもしれない。ちなみに、俺は朝晩プランタに水やりをしてくれるロボットが欲しいです。

"ロボットオペラ"を持ち出すまでもなく、ロボット工学はSF小説やアニメから大きな影響を受けているわけで、このように開発者と利用者が相互に刺激しあって、いいものが出てくることを期待。ヒト型ロボット(ヒューマノイド)の開発などに批判的な人も多いが、多くの発明は、例えば飛行機のように現在のビジネスモデルを想定して開発されたものではない。まず発明があって、それを利用する人が出てくる。既存の考えに基づいた批判よりも、それを如何に利用するか考える方が建設的だし、面白いと思うのだが。

そういった意味で、こういう"交流"はもっと広まって欲しいなあ。

ところで、直接このイベントには関係ないが、神奈川県のサイトは何とかならないだろうか?
神奈川県ロボット関連産業集積プラン コメントを見る
PowerPointで作られていてIE以外は拒否だし。公共のページだし、もう少し間口を広げて見やすいページにしてもらいたいもの。まあ、神奈川県民でない俺が口出しする事項ではないか。