ITmedia ライフスタイル:ロボットの“グッドデザイン”とは? (1/2)ロボットが研究対象から製品となる上で避けて通れないのが"デザイン"。優れた機械と言うのはそれだけで芸術品の如く美しいものだが、やはり家庭に入ったり日用品として使用されるにあたってはデザインと言うのは重要だ。「GDP 2005」は、例年になくロボットの出展が多かった。これらは、大学や研究機関が企画展示の「グッドデザインイニシアティブ」に出品したもの。展示内容から、ロボットデザインに対する複数のアプローチが見えてきた。
先日発売が開始されたROBORIORも英国デザイナー採用だし、HRP-2は出淵デザイン。
先日見てきた愛知万博のロボットでも、人形のようなPaPeRoやwakamaruは子供に人気だったし、ガードロボiも道行く人達が揃って記念写真を撮りたがる人気者だった。また、"T-52援竜"や"腕脚統合型ロボットASTERISK (アスタリスク)"はそのメカメカしさがカッコよかった。逆に、映画メトロポリス(アニメじゃない方)に出てくる"マリア"に似たダンスロボット"PBDR"はちょっと怖い印象を受けた。そんなわけで、8/25〜27に開催された"グッドデザイン・プレゼンテーション(GDP2005)"でのロボットのデザインの話というか、雑談。
記事中にある日本大学芸術学部デザイン学科のロボットって"WL-16RII"をベースにしたのかな?と思ったけど違うようだ。でも基本的に"WL-16RII"になんか乗せたっていう風にしか見えないなあ。
MacPower誌なんかで悪態をついてた世にはびこる悪デザインに苦言を呈していた川崎和男氏関連のはなんかコンセプト優先と言う感じ。川崎和男氏にこそ、歩行支援ロボットデザインしてもらいたいのに。
正直、いち消費者として"ぐっと来る"デザインは見受けられなかった…実物見たら変るかもしれないけど。
二足歩行ロボットに関しては前述のHRP-2や"PINO"等のように、アニメの手法の延長でのデザインが有効と思われるが、より生活に密着した家電的なロボットや車イス的ロボットとなるとまだまだなのかなあ、と言う印象。
来年以降も継続してロボットのデザインって試行錯誤が続くだろうけど、必要がないけど美しいから思わず購入してしまうようなデザインのロボットが出てくる事を期待して。蛇足ながらiBotを越える器具がでる事も期待。
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