3つのデスクトップ検索ソフトを入れた身にはちょっと気になる記事が。
デスクトップ検索が新たなウイルスの標的に--セキュリティ専門家が警告 - CNET Japan コメントを見る
ウイルス作者が、このところ立て続けに登場しているデスクトップ検索ツールを利用し、悪質なソフトウェアの効果を上げようとする可能性がある、とセキュリティ専門家らが警告している。

へぇー。ウィルスに感染したことがないのでピンとこないのですが。

Frost&Sullivan AustraliaのFoad Fadaghi(シニア業界アナリスト)によると、ほとんどのウイルスは、感染したシステムから電子メールアドレスやその他の個人情報を盗むことを目的に作成されているという。GoogleやMicrosoft、Yahooなどの各社が先日来発表しているデスクトップ検索ツールでは、このような情報をインデックス化し、分類していることから、ウイルス作成者がいずれこの技術を悪用し始めると、同氏は注意を促している。
うーん…既出のウィルスはアドレス帳、ブラウザのキャッシュ、メールをスキャンしてメールアドレスの抽出とか行っているが、それをより効率的に行うと言うことか。特に、現在のウィルス、マルウェアが経済的動機に基づいて制作されていることからより危険視されているのだろうか。

ガードナー(Gartner)は"Google Desktop Search"を企業内で使用すべきでないと警告を発しています。

「企業内でGoogle Desktop Searchを使わないように」:ガートナーが警告 - CNET Japan コメントを見る
 同ツールは悪質だなどというつもりはないが、データの機密性に関する問題は確かに存在すると、Greyは述べる。
 「われわれは単に、これは企業組織にとって良くないと言っているだけ。会社がこのデスクトップツールを所有するならば問題はない。しかし、現状のままでは(データは)社外に出ていくし、どのデータが社外に出たのかを知る手段はない」(Grey)
Windows Update然り、サーバとの接続に関してはエンドユーザーには不明な点が多い上、データ収集側にも意図しない情報漏れと言う事がありうるし。以前は、Windowsのエラー報告にそのような話がありましたし、Googleでもバグが報告されています。 いずれにしても各社のデスクトップ検索ソフトはβ版と言うことを考慮に入れて判断すべきでしょう。
 「今のGoogle Desktop Searchはあくまでベータ版として出されているものだ。企業向けに配布しているわけではない」とGirouardは言う。「われわれは現在、いろいろなバージョンを開発中している。同ツールの企業向けバージョンも開発中だ。企業には当面、ベータ版を試験環境で運用し、Googleに評価をフィードバックするよう働きかける」(Girouard)
要はリスクと利便性を秤にかけて判断すべきと言うことか。