先週、従兄の結婚式へ出席したおり、荷物の配送を両親の分と一緒に頼んだ関係もあり、日曜日に実家へ行ってきた。母からの依頼で、結婚式の模様を収めたコンパクトフラッシュを持参して。母の写真はピンボケだったらしい。

実は、結構父とは仲が良くない。家の父親は、結婚式で親戚が集まった中で、満場一致で"しつこい"と言う結論に至るほどしつこい上、頑固で短気なため、始終衝突していたのだ。99年に東京に転職し、家を出た時はしみじみ思ったものだった。"もっと早くでるべきだった"と。ちなみに、翌年の2000年の際には2000年問題をダシに帰省しなかったなあ。

結婚を機に、多少歩み寄ったりもしている。定年後PCを購入し、インターネットを始めた際には、プロバイダとの手続きからPCの設定までやってあげたものだ。でも、その際も"Macにしろ""WindowsMeはやめておけ"とアドバイスしたのに、"ASAHIパソコン"の記事を信じてWindowsMe搭載機を買いやがった。よって、未だにASAHIパソコンを恨んでいる俺も相当にしつこいな。

しかし、俺が実家にいた頃、散々インターネットの利点を説いていたのにハシにも棒にもかからないような反応しなかったにも関わらず、父の兄、つまり俺の伯父がPCを始めてメールなんか送ってくるようになった途端、態度を豹変するとはどういうことだ、父よ。あの頃は、電話が使えないとか、アッホーアッホー(ICQの音)うるさいと怒鳴っていたくせに。俺が幾ら頼んでもISDNにしなかったが、自分が始めたらあっさりISDNに切替えてたりする。

閑話休題。
父には、以前使っていたデジカメを譲っていたのだが、まだ使いこなせていないらしい。と言うか、撮影までは出来るのだが、PCに取りこめないらしい。
そんなわけで、ヤマダ電機にコンパクトフラッシュアダプタを買いに行く。年末だからかクリスマス前だからか、ヤマダ電機は驚くほど家族連れやカップルで賑わっていた。デジカメコーナーにも人だかり。ようやく店員を捕まえて目的のブツ(税込み671円)を購入。
店内で、両親の目を引いたのが、PCいらずの小型プリンター。EPSONのE-100Pだ。試しに印刷できるようだったので、実際に持参したコンパクトフラッシュで印刷してみた。インクが切れいたのか、青みのかかった印刷結果だったが、両親、特に母親は非常に感心していた。
俺は今まで、ダイレクト印刷も、PictBridgeも正直馬鹿にしていたのだが、母のような人には非常に魅力的なんだなと認識。確かに今どきは、撮影後子供たちは写真を確認しようとカメラをのぞき込む時代だし。
母は、他にもキーボード付きLモード電話にも興味を持ったようだ。「これなら使えるかな」と言っていた。そういえば、母のためにVAIO C1を譲ったのだが、結局義兄が使っている。
その後、写真を印刷しにカメラ屋へ行く。親戚に送る分を頼んだ後、実家に戻る。

実家で、恒例になりつつある、WindowsUpdateとDATファイルの更新を行う。
続いて、購入したアダプタを使って、デジカメからPCに写真データを移す手順を講義。
未だにWindowsUpdateやDATファイルの更新の手順は人任せだが、目を輝かせて、取り込んだ写真を印刷する方法や、写真に文字を入れ込むやり方をきいてくる。とりあえず、今日は印刷を行うところまで教える。人は、何かをするためにPCを使うのであって、そのためなら一生懸命話を聞くのだな、と実感。

父が調子に乗っているので、兼ねてからの計画を相談。
現在、わが家ではプロバイダの変更を計画しているのだが、あわせて実家もブロードバンド化し、IP電話網で結んでしまおうと言う計画だ。妻の実家は既にOCNでIP電話なので、NTT-COM系のプロバイダにすれば、ほぼ通話料が0になるのでは、と見込んでいる。父も乗り気になった。
でも、そうなったら設定は全て俺がやるのだな。

夕食を食べていけ、と言う誘いを断って帰宅。次は、画像処理ソフトの講義をしなきゃな。そういえば、WindowsXPに変えたいとも言っていたな。